自動車が発生源となる環境悪化に関する対策は、使わない(交通量の削減)、長く乗らない(交通流の円滑化)、および、クリーンな車に乗る(自動車の環境対応技術)が考えられる。これらを纏めると以下のようになる。
■ 交通量の削減
○ 公共交通システムの整備
・LRT(Light Rail Transit)(熊本市、広島市)
・小型バス(金沢市)
○ 新都市交通システム
・EVシェアリングシステム(レンタカーシステム、ITS)
実験名称:エコ・パークアンドライド社会実験(海老名市)、クレヨン(豊田市)、ICVS(栃木県茂木町)、ITS/EV都心レンタカーシステム(横浜市)、ITS/EV住宅地セカンドカーシステム(稲城市)、ITSモデル実験(大阪市)
・バスの連隊走行
・動く歩道
・スカイレール
○ 自転車の見直し
・自転車専用レーン
・鉄道車両への持ち込み
■ 交通流の円滑化
○ ITS
・VICS
・ETC
・スマートウェイ
○ 道路設備・運用の整備
・路上駐車の防止・取締
・信号制御・車線運用の改善
・ポケットローディングシステム(端末物流車の荷物の積みおろし対策、東京都)
・ラウンドアバウト(ロータリー)
■ 自動車(道路)の環境対応技術
○ 規制の強化(排出ガス、騒音、リサイクル)
○ 自動車の環境対応技術
・DI(直噴)化
・リーンバーン化
・CNG自動車
・ハイブリッド自動車
・燃料電池自動車
・EV
・騒音対策
・リサイクル対策
<参考文献>
自動車交通研究2000−環境と政策−:日本交通政策研究会発行