我がクラス 福島工業高等専門学校 機械工学科4年 羽田 俊一 我がクラスでは,4年生になると間もなく担任の先生の巧みな勧誘もあってクラスの殆どが,機械学会の学生会に入会しました.毎月配られる「メカライフ」は,全部理解できるわけではありませんが,大変面白く読んでいます.「学会誌」は,今の僕たちにとっては内容のレベルが高すぎて,正直言って殆どわかりません.ただ,いろいろな記事の題目やキーワード,会告,などを通して研究開発や先端技術の方向とか,時代的テーマなど要するに現状と将来,進行の様子などが漠然とではありますが,わかるような気になってきます. さて,ここで以上の様に機械学会に大量入会した僕達のクラスについて紹介します. 最近徐々に恒例となりつつあるNHKロボットコンテストに我がクラスも参加することになりました.今年は,大幅にルールが変更され,各地区で予選が行われることとなり,各校2チームずつが出場します.東北地区の予選には,14チームが参加し,そのうち本選に出場できるのは4チームです.我がチームの状況はといいますと,夏休み明けから本格的に製作を開始し,いろいろと苦心しながら,何とか予定より大幅に遅れて予選の3日前に出来上がりました. 僕がロボットの製作を通して感じたことは,クラスのまとまりがあまりなかったということです.いつもロボットを製作しているのが4,5人であとの者は,いったりいかなかったりでなかなか作業が進まなかったように思います.確かに4年生ともなればいろいろ忙しくて大変だとは思いますが,自分を含めてもっとクラスのみんなが時間をさいて協力すべきではないかと痛感しました.来年は僕たちが最上級生となります.そして本校創立30周年記念の高専祭もひらかれます.高専の名をはずかしめないように是非とも成功させなけれぱなりません.今からクラスのムードをたかめ,下級生をリードしてゆけるようにしていきたいと思います.みなさんも暇がありましたら,来年福島高専の高専祭にいらして下さい. ものづくりは我々機械技術者になろうとする者にとっての基本だと思います.ものづくりと理論が結びついたのが工学・技術とも思います.機械学会は僕達に,機械技術者への意欲に刺激を与えてくれるのではないかと期待をしています. |