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日本機械学会東北学生会親睦会に参加して

八戸工業高等専門学校 機械工学科 5年
           板 垣   博

 去る、8月27日から28日の2日にわたって東北学生会親睦会が行われました。私は今回が初めての参加であり、また、宿泊地が蔵王であるということもあり、非常に楽しみでした。実際、蔵王はすぱらしいところでしたし、工場見学も有意義なものだったと思います。
 さて、初日の27日は、昼ごろ山形駅に集合し、そのあとに、鰹シ村製作所を見学しました。この工場では、ヒートパイプ、半導体、変わったものでは自動麻雀卓を作っていました。半導体に関しては、半導体のみでなく、半導体を製作するメカニズムや機械の研究・開発などについても見聞きし、日本を支える工業製品の1つである半導体の重要性と高い技術力を再確認しました。さらに、自動麻雀卓は、初めてみたのですが、その便利さもさることながら、動作原理に感嘆しました。
 日立電線の保養所での一泊も楽しい思い出となりました。
 二日目は、ロープウエイを使って蔵王連峰の1つである地蔵山まで行きました。その後、蔵王山麓にあるミクロン精機鰍フ工場で、センターレスグラインダの製作ラインと設計室を見学しました。このセンターレスグラインダは、大まかにいいますと心出しをせずに円筒研削を行える加工機械で、真円度、円筒度、表面あらさは、数ミクロン程度という精度で、また、エンジンのクランクシャフトなども研削できるということでした。それに、ベットにコンクリートを用いたものもあり、それらは鋳鉄製よりもアルカリ性に強いということでした。
 最後に、私は山形駅から八戸駅まで往復を普通列車で移動したのですが、その労力に値する体験ができて、よかったと思います。


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