目次へ戻る   前のページ   次のページ


発刊に当り

東北支部学生全担当幹事
      小笠原 淳

 ここに、東北学生全機関誌「ComPass」創刊号を発刊する運びになりましたことを、学生員の皆様とともに喜びたいと思います。
 また本誌の創刊に当り、日本機械学全学生員委員全委員長である大阪大学の吉信教授をはじめ、他地区学生全の皆様からお祝いのメッセージを戴きましたことを厚く感謝申し上げます。
 ここで、本誌発刊までの経過について簡単に述べたいと思います。
 他地区学生全の機関誌は、関西学生全の「春秋」が今年で21号を数えるほか、最近の発刊でも北陸信越学生全の「白眉」が今年で3号となり、機関誌を持たないのは東北学生全だけという状態でした。このようなことから本年度の担当幹事に対して、前年度の総会の意見として機関誌の発刊を検討するようにとの申し送りがあり、早速、昨年5月末の幹事校全で協議を願い今年度末迄に機関誌を発刊することを決定し、昨年10月に誌名と表紙デザインの募集、今年1月に原稿募集というスケジュールで本誌が誕生することになりました。なお本誌の発行費用については、東北支部長の東北大学大宮司教授をはじめ幹事の方々の格別なご配慮を戴きました。
 日本機械学全では、機械系学生のための情報誌として「メカライフ」を発行していますが、その目的の中には学生聞の情報交換の場、企業と学生の情報交換の場、学生全活動の報告などが掲げられています。この目的はそのまま地区学生全機関誌の目的にもなると思われますが、地区機関誌は学生員にとって自らの手で作りあげるもっとも身近な情報交換、親睦の場であり、地区における各大学・高専のより詳しい活動の報告の場になるものと思われます。毎年夏の地区学生全の親睦全に参加できない学生にとって、機関誌はそれを補う存在にもなることでしょう。
 昨年10月末の東北の学生員数は396名で、年度の初めに目標とした400名に僅かに及びませんでした。機関誌の発行を契機として、東北学生全の全員数の増加と活性化が計られることを切に希望する次第です。
 機関誌「ComPass」の今後の充実と発展を期待してやみません。

秋田工葉高等専門学校機械工学科 教授


目次へ戻る   前のページ   次のページ