日本機械学会熱工学部門 部門賞および部門一般表彰規定
令和6年1月改訂
目的
1. 我が国の熱工学の発展に寄与した顕著な功績または業績、ならびに熱工学部門に関連した活動における優れた成果や顕著な貢献を顕彰するため、日本機械学会熱工学部門 部門賞および部門一般表彰を設け、もって熱工学の分野の活性化に資するものとする。
種類と対象
2. 日本機械学会部門賞通則に基づき、部門賞を功績賞および業績賞、ならびに「部門一般表彰」通則に基づき部門一般表彰を貢献表彰および講演論文表彰とする。
[部門賞]
2.1 功績賞 (Thermal Engineering Award)
学術、技術、国際交流、教育、学会活動、著書、論文などにおける業績を通して、我が国の熱工学の発展に寄与し、その功績が顕著である個人に贈賞する。 功績賞として、次のて3種類を設ける。
(1) 永年功績賞 (for Outstanding Leadership):我が国の熱工学の発展に貢献した個人の永年の功績に対して授与する。原則として70歳未満の個人を対象とする。
(2) 国際功績賞 (for International Activity):熱工学部門の国際交流や国際的地位の向上に貢献した日本人、もしくは我が国の熱工学の発展に貢献した国外の研究者または技術者に授与する。原則として70歳未満の個人を対象とする。
(3) 研究功績賞/技術功績賞 (for Outstanding Academic/Technical Contribution):熱工学の分野で顕著な功績を挙げた卓越せる研究者、もしくは技術の発展に貢献した卓越せる技術者に授与するもので、特定の論文や製品を対象とはしない。原則として60歳未満の個人を対象とし、研究功績賞もしくは技術功績賞のどちらかを授与する。
2.2 業績賞 (Thermal Engineering Achievement Award)
熱工学の分野で顕著な研究業績をあげた中堅研究者、もしくは技術の発展に貢献した中堅技術者に授与する。研究・技術功績賞の対象年齢より若く、かつ35歳以上の個人を贈賞の対象とする。ただし、特定の論文や製品を対象とはしない。
[一般表彰]
2.3 貢献表彰 (Certificate of Merit for Thermal Engineering Contribution)
熱工学部門に関連する研究、技術開発、国際交流、教育、著作などの活動における優秀な成果、あるいは部門の関連事業、行事などにおける顕著な貢献に対して表彰する。表彰を受ける者は原則として部門登録会員とする。
2.4 講演論文表彰 (Certificate of Merit for Thermal Engineering Best Paper)
熱工学部門主催の国際会議において発表を行った講演論文の中から、熱工学分野の進展に大きく寄与すると考えられる優れた研究および技術発表を表彰する。表彰候補者は、部門主催の国際会議の実行委員会の構成員の合議により決定する。なお、表彰数は部門賞委員会との事前協議により決定する。
2.5 躍進研究者表彰 (Certificate of Merit for Thermal Engineering Progressive Researcher)
熱工学に関わる業績(公表された論文、新技術、新製品、新製造法の開発等)をあげた当該年度末年齢が45歳未満の会員個人(本人が中心的役割を果たした業績に限る。また研究者の場合は、業績に日本機械学会学術誌が含まれることが望ましい)を表彰する。3件以内を目安とする。
2.6 若手講演表彰 (Certificate of Merit for Thermal Engineering Excellent Presentation from Young Researcher)
日本機械学会年次大会、および部門が主催する本賞を対象とすることを明記した講演会において、発表論文もしくはアブストラクトの共著者で且つ登壇し発表した者で、原則として翌年度の4月1日現在において、30歳未満の会員を表彰対象者とする(若手優秀講演フェロー賞に準ずる)。表彰候補者は、部門主催の実行委員会の構成員の合議により決定する。なお、表彰数は全候補者の1/3以下とする。
受賞候補の資格
3. 部門賞受賞候補者および一般表彰の候補者(グループの場合は筆頭者)は原則として日本機械学会会員とする。
募集および選考方法
4. 部門賞委員会は、熱工学部門代議員、運営委員会構成員、所属委員会委員長に、候補者の推薦を依頼する。部門登録会員も、所定の手続きに従い、候補者を推薦することができる。候補者を推薦しようとするものは、理由を付した推薦書を提出し、部門賞委員会は、これらを審議の上、部門賞および一般表彰の受賞者を内定し、運営委員会の承認を得る。
贈賞の人数
5. 当該年度の受賞者は、功績賞および業績賞については原則として日本機械学会部門賞通則に準拠するものとする。
贈賞式
6. 授賞式は原則として日本機械学会年次大会または部門講演会中に開催するが、講演論文表彰と若手講演表彰についてはこの限りでない。