No.210 学会ホームページの注目コンテンツ
2022年度広報情報理事 倉爪 亮[九州大学 教授]
JSME談話室「き・か・い」は、気軽な話題を集めて提供するコラム欄です。本会理事が交代で一年間を通して執筆します。
2022年度広報情報理事 倉爪 亮[九州大学 教授]
No.210 学会ホームページの注目コンテンツ
私が担当している広報情報理事会の所管事項は、大きく分けて
- 会員の皆様への学会としてのサービス提供
- まだ会員でない方への本会の紹介と入会の勧め
- 一般の方々への機械工学に関するアウトリーチ活動
があります。このうち、1はメーリングリスト、メールマガジンによる本会活動の紹介やホームページの充実が主な内容です。本稿では、特に本会が提供するホームページについて、是非、皆様にご活用いただきたい注目コンテンツをご紹介いたします。
まず、機械工学事典です。機械工学事典は、本会が提供するページでも常にアクセス数が上位の人気コンテンツです。機械工学で用いられる専門用語が項目ごとに整理され、それぞれ簡潔に説明されています。学生の皆さんのレポート資料や、技術者の方のちょっとした調べ物に最適です。検索エンジンで機械工学分野の専門用語を検索すると、このページへのリンクが表示されることも多いようです。
また、機械工学年鑑も人気のコンテンツです。これは各分野で活躍されている研究者、技術者の方々により、毎年の機械工学分野での話題、進捗をまとめていただいた報告書ですが、昭和9年から継続して発刊されており、機械工学の発展の歴史が分かる貴重な資料となっています。
機械遺産も人気コンテンツです。機械遺産は、日本国内の歴史的意義のある機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、2007年から毎年数件認定されています。2022年にも3件選定され、これまで116件が機械遺産として認定されました。それぞれの機械遺産の紹介のみならず、それらが展示されている場所を示す地図もあり、聖地巡礼ならぬ機械遺産巡礼も可能です。スタンプラリーの構想もあり、是非、お近くの機械遺産を確認してみてください。
また、本会が開催した様々な講習会を、対象レベル別、分野別にまとめたページを公開しています。基礎編、応用編に分けられており、各分野でいつ頃、どのような講習会が開催されたかを知ることができます。新人教育や学びなおしなど、是非、次年度の受講計画にお役立てください。
さらに、中学生、高校生、高専生の皆さんに、機械工学の魅力を紹介する特設ページも開設しました。機械工学の特徴、機械系へのキャリアパス、機械系や工学部で学べる内容、機械工学に関する模擬講義ビデオなど、コンテンツも充実しています。お近くに中高生の方がおられましたら、是非、一度、アクセスをお勧めください。
10月下旬には、学会ホームページのトップページが刷新されました。項目が整理され、縦長スクロールになり、スマホなどでも見やすくなります。是非、新しくなったホームページをご利用ください。