一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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RC195

1. 分科会名称 (社)日本機械学会 研究開発事業部
『強干渉流の現象解明とその応用に関する調査研究分科会』
2. 主査名 小濱泰昭  (東北大学流体科学研究所 教授)
3. 設置期間 2002年4月~2004年3月(2年間)
4. 活動目的・内容 21世紀に入って我々機械工学者は環境親和型の機器の開発を求められている。流体関連機器については、発電設備、エネルギー変換機器、輸送機器などの重要なシステムや機器の体質改善が求められている。更なる効率向上のため、並びに新たな環境親和型の機器開発のためには流れと流れ、あるいは流れと物体との強い干渉によって生じる流れ場の制御が必須の状況である。例えば、ターボ機械における静翼/動翼干渉により生じる振動や騒音、列車や自動車などの床面と地面との間の狭い空間における流れによる空気抵抗増や走行不安定性の増大、衝撃波/境界層干渉による流れ場の変動や空力過熱現象などが挙げられる。
一方では、干渉現象を積極的に利用する技術開発が行われ始めている。例えば、翼の地面効果による揚抗比の増大並びにエアークッション効果に着目した高効率の高速交通システム”エアロトレイン”の開発、境界層の音波に対する受容性を利用した層流制御や剥離制御、縦渦を利用した物質混合の促進などが研究されている。
本分科会は、これらの現象や関連する研究の動向を『強干渉流』というキーワードの下に有機的に整理・統合し、従来離散的に取り扱われていた諸課題を広い視野のもとに理解することを目的として設置するものである。
5. 参加負担金
     (年間)
25万円
6. 問合せ先 分科会主査 小濱泰昭
東北大学 流体科学研究所 実験流体情報研究分野 教授
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
TEL 022-217-5278
FAX 022-217-5280
E-mail kohama@ifs.tohoku.ac.jp分科会幹事 渡部英夫
東北大学 流体科学研究所 実験流体情報研究分野 助手
〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
TEL & FAX 022-217-5280
E-mail watanabe@ifs.tohoku.ac.jp