一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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RC178

1.分科会名称

(社)日本機械学会 研究開発推進センター(設立準備室)

『非定常・不安定流動の制御・省エネ実用化研究分科会』
2.主査名

速水 洋 (九州大学教授)
3.設置期間

2000年4月より2年間
4.活動目的・内容

エネルギーの輸送伝達のほとんどは流体を介して行われる.その際に発生する,はく離,失速,サージ,騒音,過渡応答などの基本的な非定常・
不安定現象に�ついての解明と克服法の確立が強く望まれている.また,これらの基本的な現象が複合して発生する典型的な例としてターボ機械が
挙げられる.この流れ場で発�生する非定常・不安定現象についても,その解明と克服法の確立が強く望まれている.これら基本的現象やその複合
した現象の解明は,ウェーブレット変換,画像�解析など新技法を取り入れるとともに,EFD,CFDおよびハイブリッドのそれぞれの特徴を活かして,現
象の本質を多角的に理解することが重要である.すなわち,�従来,ややもすれば個別に取り扱われた現象を共通のテーマとしてとらえ,さまざまな
角度から総合的な検討を行い,適切なモデル化を図り,最終的には実用化へ�の基礎資料を提供する.
また,非定常・不安定現象についての克服法としてさまざまな制御法が提案されているが,それらの手法やそれらに基づく省エネルギー設計法
あるいは運転法�などの実用化への問題点等,最新の技術動向を調査研究し,今後の発展の方向付けを探る.

(第1年度)
非定常・不安定流動の系統だった解明,適切なモデル化が求められる複雑な流れ(例えば,原子力・プラント・バルブ関連)や流体機械内部流動
などの問題につ�いていくつかの具体例を挙げ,それぞれの例に適した流れの解明・モデル化について,また,制御,抵抗軽減の現状について検討
する.さらに,具体的な流れの�機構の解明法とモデル化の開発を行い,その結果について評価・検証を行う.

(第2年度)
前年度の現象の解明・モデル化に基づき,現状で行われている制御法と省エネ実用化法について具体的事例を調査・試験するとともにその手法
の妥当性や問�題点を明確にする.さらに評価を重ねて,非定常・不安定流動の制御・省エネ実用化の実現に向けて,環境,エネルギーおよび寿命
問題等をふまえながら,今後�の研究の発展方向を提言する.
5.参加負担金額(年間)

30万円
6.問合せ先

速水 洋   九州大学・機能物質科学研究所
〒815-8580 春日市春日公園6-1
TEL: 092-583-7827, FAX: 092-583-7610
e-mail: hayami@cm.kyushu-u.ac.jp

田中和博 九州工業大学情報工学部機械システム工学科
〒820-8502 飯塚市川津680-4
TEL: 0948-29-7773, FAX: 0948-29-751
e-mail: kazuhiro@mse.kyutech.ac.jp