一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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RC168

1.分科会名称

(社)日本機械学会 研究開発推進センター(設立準備室)

『新ダンピング技術の応用に関する研究分科会』
2.主査名

鈴木 浩平 (東京都立大学大学院工学研究科)
3.設置期間

1999 年 4 月 ~ 2001 年 3 月
4.活動目的・内容

バブル経済の崩壊以降,各企業は最新の制御技術を導入したアクティブ制振への傾倒から離れ,コスト的にも合理的で,かつ安定した
制振効果が期待できるパッシブな制御技術の活用に目を向けるようになってきた.
このような背景のもとで,2年前に発足した当分科会の前身である RC-148 分科会「新ダンピング技術に関する試験研究分科会」では,
この分野における研究状況と,企業サイドにおけるダンピング材料,各種ダンパ,動吸振器,免震・制振装置の開発状況について調査研
究を行ってきた.その結果,海外を含めたこの分野での優れた研究成果が企業の技術開発に必ずしも適切に反映されていないこと,大学
側と企業側の研究や技術の情報交流が決定的に不足していることが明らかになった.
本分科会の目的は,この分野の第一線で研究を進めている研究者委員の新しい成果や知見を,企業が要望している制御技術の開発
に応用することにある.一方で,研究者相互の研究交流や相互批判を行い,企業側の要請に応えうる基礎研究にも取り組んで行く.
本分科会は,以下に示す五つのワーキング・グループの活動を主体に研究を進め,研究報告会を最低年5回開催する.また,必要に応じて
他の研究会との交流会も実施する.
(1)  「ダンピング材料の応用技術の開発」 (座長:井上喜雄教授)
(2)  「動吸振器の最適化とその応用」  (座長:松久 寛教授)
(3)  「新型高性能ダンパの開発と応用」  (座長:大亦絢一郎教授)
(4)  「ダンピング材料のモデリングと特性試験法の確立」 (座長:浅見敏彦助教授)
(5)  「制振設計法の最適化と総合化」W.G. (座長:鈴木浩平教授)
このような活動によって期待される成果としては,
(1)  新たに開発された高減衰材料のダンパへの活用法の確立
(2)  ユーザの要求に見合う性能を有する安価な制振装置や動吸振器の開発と応用
(3)  粘弾性材料,電磁性流体制振合金などの高減衰制振材料の特性を表すモデル化手法と試験法の確立
(4)  高減衰材料や動吸振器,制振装置の最適配置法と総合設計法の確立
が挙げられる.
5.参加負担金額(年間)

30 万円
6.問合せ先

分科会副主査 大亦絢一郎 (明治大学理工学部精密工学科)
Tel:  044-934-7365     Fax:  044-934-7907
E-mail:  ohmata@isc.meiji.ac.jp