RC-D9
1. 分科会名称 | 『次世代流体解析ソフトウェアの高機能化と産業界への普及展開に関する研究分科会』 |
2. 主査名 | 大島伸行 (北海道大学大学院工学研究科) |
3. 設置期間 | 2010年4月~2012年3月(2年間) |
4. 活動目的・内容 |
【研究目的】
近年、数値流体力学(CFD)の工学への応用は目覚しく、乱流、燃焼反応流、混相流などのモデル化とともに、3次元の複雑形状への適用も実用化しつつある。これら次世代CFDの工学設計応用には、汎用的に実用化されたソフトウェアが必須であるが、一方でその詳細がユーザに対してブラックボックス化する懸念がある。実設計における複雑問題を扱うために解析モデルや数値解析法の新たな提案、改良が絶えず行われているが、それら最新シーズに関する実用的な技術資料は必ずしも普及しておらず、予測精度や信頼性などの検証評価も容易ではない。 【活動の概要】 本分科会では参加企業のニーズを基に実用CFDソフトウェアを用いた検証評価を行い、次世代CFD実用化促進に資することを目的とする。 活動内容: |
5. 期待される研究成果 |
本研究分科会では、産業界との連携による企業ニーズに沿った実用CFDソフトウェアの検証と高機能化,および産業界への普及展開を想定した必要環境基盤の策定と評価を主眼とし、検証データベースの提供によるシミュレーション技術開発の促進と、実設計への応用促進を目指す。また活動を通して,複雑化する次世代CFDソフトウェアに関する、シーズ研究者/ソフトウェアベンダー企業/ユーザ側企業の技術交流コミュニティーの活性化が期待される。想定される検証課題の例として以下のようなものが挙げられる。
工学的課題の例: 工業的課題の例: これらにとどまらず、他の分野、課題についても企業委員などからの積極的なご提案を歓迎する。 |
6. 参加負担金 | 10万円(年間)×2年 |
7. 問合せ先 |
分科会主査:大島伸行 (北海道大学大学院工学研究科) TEL & FAX: 011-706-6722 E-mail: oshima@eng.hokudai.ac.jp |