日本機械学会「機械遺産」 機械遺産 第9号
ゐのくち渦巻きポンプ
このポンプは東京帝国大学教授の井口在屋(いのくちありや)が発明し、教え子の畠山一清が実用化の研究を進め、畠山が所属する国友機械製作所が製造したものである。井口のポンプは当時世界でも注目を集める画期的な発明であった。国友機械製作所が経営に行き詰まると畠山は自宅を事務所とし、「ゐのくち式機械事務所」を起こし、引き続きポンプを実用化し製造にあたった。この「ゐのくち式渦巻きポンプ」は揚水用ポンプとして、千葉県桁沼揚水機場で1965(昭和40)年代まで用いられてきたのである。井口の理論を応用した渦巻きポンプは現在も製作されている。
《写真提供:博物館明治村》
公 開
博物館明治村
- 開館時間:
- 年によって異なるため、詳細はホームページをご確認ください
- 利用料:
- 大人2,500円、高校生1,500円、
小・中学生700円 - 利用できない日:
- 不定期(詳細はHPで)
- 住 所:
- 〒484-0000
愛知県犬山市内山1 - 電話番号:
- 0568-67-0314
- HPアドレス:
- https://www.meijimura.com
- 交通機関:
- 名鉄電車犬山線犬山駅より明治村行バスで20分