あらゆる人がほぼあらゆるものを作れることを目標とし,デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備えた,実験的な市民工房のネットワーク.一般市民に開かれていることが特徴で,ものづくりの民主化を掲げ,個人的な創作や発明のためにレーザーカッターや3Dプリンターなどの工作機械を開放している.元々はマサチューセッツ工科大学(MIT)のCenter for Bits and Atoms(CBA)による教育普及活動として始まり,その後世界各地にファブラボが設立されるようになった.2009年には,地域拠点の設立や国際ファブラボネットワークの発展をサポートするための組織として,Fab Foundationが設立されている.