2. メーリングリスト
メーリングリストfed-infoを通じて,講演会,講習会,人事公募,HP更新などの情報を適宜送信した.
現在,fed-info登録者数は1,559名(ただし,多くのリターンメールが返ってくることから,実質的には1,500名弱程度)である.この数は昨年度末の時点からあまり増えていない.また,流体工学部門登録者数の6,870名(2004年9月現在)に対しても20%強にとどまっており,流体工学部門登録者への情報発信としては十分な数とは言い難い.
インフォメーションメールでの呼びかけなど地道なPR活動を引き続き行う以外に,何か良いPR方法を検討していく必要がありそうである.
3. ニューズレター
流体工学部門ニューズレター「流れ」の2004年4月号(第81期委員が編集)をHP上に公開し,8月号,12月号の編集・公開を行った.また,2005年4月号を現在,編集作業中である.各号の特集は以下の通りである.
2004年4月号(2004.4.26公開)
- 特集:流れの制御とものづくり(記事5件)
- 研究会報告:研究会の動向(記事1件)
- 失敗から学ぶ成功への秘訣(記事1件)
2004年8月号(2004.8.24公開)
2004年12月号(2004.12.27公開)
2005年4月号(編集作業中)
- 特集:現場で用いられる流体力学 〜どのように使われているか〜(記事4件:予定)
執筆者から高画質での動画の掲載を希望されることもあり,サーバ容量の増設は急務である.
4. 流れの夢コンテスト
2004年11月24日,北九州学術研究都市内の北九州市立大学国際環境工学部において,宮崎康次実行委員長(北九州工業大学)のもと,第4回流れの夢コンテストが開催された.今回は「Quality of Life −健康−」をテーマに掲げ,人が持つ永遠のテーマ「健康」をキーワードに,流体を利用した健康維持・健康増進を促す機器を提案,設計,製作し,そのアイデアと技術力を競った.当日のスケジュールは以下の通りであった.
13:00 開会のあいさつ(宮崎康次実行委員長)
13:05〜14:05特別講演
西 道弘 教授(九州工業大学 工学部 機械知能工学科)
安田 隆 助教授(九州工業大学 生命体工学研究科 生体機能専攻)
14:25〜16:45作品発表
18:00〜18:30表彰式
18:30〜懇親会
特別講演では,西先生は「工夫のしかた」という題目で流れや福祉をキーワードとして体験を通しての工夫のしかたについて,安田先生は「マイクロマシン」という題目でマイクロマシンの研究を通して機械工学の面白さと重要性について,聴講している学生にも分かりやすいように興味深い話をしていただいた.
作品発表では参加12チームとも,いずれ劣らぬ力作揃いであった.PowerPointを使ったプレゼンテーションはそれぞれに工夫を凝らしてあり,非常に分かりやすく上手であった.また,各作品のデモンストレーションでも全作品とも正常に動作し,技術力の高さも確認できた.
全作品の発表終了後,4名の審査員による厳正な審査が行われ,その結果,以下のように各賞を決定し,懇親会において表彰式が行われた.
最優秀賞 :「ベジ・ばぶる 〜食の健康&体の健康〜」
秋吉慶子,藤岡 聖(北九州工業高等専門学校)
優秀賞 :「森林浴(しんりんよく)」
薬師寺健太,天野 卓(東京理科大学)
特別賞 :「エコノミー症候群を防ぐ」
梶屋敦史,芳井晋作(九州大学)
アイデア賞 :「流体目覚まし」
永野亜希子,井戸垣亮弘,森 賢一(九州工業大学)
健闘賞 :「リバーシ・ボール」
阿久津有司,河内直也,田中克典,喜多尾治雄(神奈川工科大学)
来年度は流体工学部門講演会に合わせて,金沢大学で「第5回流れの夢コンテスト」の開催が予定されている.実行委員長として佐藤恵一先生(金沢工業大学),幹事として斉藤康弘先生(金沢工業大学)にご就任いただき,すでに準備が進められている.斉藤先生は今年度のコンテストの見学に来られ,懇親会では来年度コンテストへの参加の呼びかけをしていただいた.
5. 新刊案内
流体工学関係の新刊書籍をまとめた「新刊案内」を企画した.大枠は完成したものの,本年度中の公開には至らなかった.データの更新や各出版社へのリンク許可依頼などを行い,来年度の早い時期に公開できるものと考えている.
6. 行事カレンダー
流体工学関係の行事が時系列で一覧表となった「イベントカレンダー」をホームページ上に掲載した(2004年11月16日正式公開).流体工学関係の研究者・技術者にとって「このページさえチェックしておけば大丈夫」というくらいのものを目指している.現状ではまだ十分な情報を網羅できているとは言えず,より価値のある情報ページとするために,さらに内容を充実させる必要がある.ただし,イベントの数が増えてきたときには,イベントの種類に応じて色分けするなど,デザインにも工夫が必要になると考えられる.また,どのような情報を掲載すべきか(申込締切なども掲載するか),などについても,利用者からの意見も参考にして今後引き続き議論していく必要がある.
7. HPチェック
ホームページは定期的にチェックし続けないと,すぐに情報が陳腐化してしまったり,リンク切れが発生したりして,その閲覧価値が低下する.これまでは各委員の自主的なチェックによる指摘に頼って維持を図ってきたが,本年度は委員全員による持ち回りで,1週間に1回のチェック体制を作った.この体制は効果的で,各委員から多くの指摘が出され,情報の新鮮さを維持できたと考えている.
インデックスに戻る
最終更新日2005.5.9