2024年度エンジニア塾 参加募集
小学生を対象に、「ものつくり」と「ことつくり 」 を1年間学ぶエンジニア塾を開催します。
“小学校で勉強する算数、理科、国語、社会などを理解して、強い興味を持ったことを調べて、将来は「新しい社会」を創り出す人(エンジニア)になって欲しい”
“機械による「ものつくり」だけでなく、将来の社会を大きく変える「ことつくり」も一緒に学び、皆さんが将来取り組む仕事に役立てて欲しい”
このような想いから、日本機械学会関東支部シニア会のメンバーが、1年通じて、工作教室・工場/研究室などの見学会・技術者の講演・ことつくりイベントを行うプログラムを準備しました。関東以外在住の場合は、関東で実施するプログラムをオンラインで受講していただく形式での実施となります。
主な年間スケジュール
関東では実地参加とオンラインの併用、関東以外ではオンライン参加を併用して、原則土曜日または日曜日に開催する予定です(夏休み、連休等を含みます)。下記は大まかな実施スケジュールです。
- 5月末 入校式
- 6月 (関東)工作イベント+見学会、(関東以外)オンライン工作イベント
- 7月 講演「エンジニアとは」(シニア会の先輩からの講演) オンライン
- 7~9月 科学館、博物館、工場などを各自で見学・レポート提出
- 10~11月 機械の仕組みを知る「ものつくり」 (関東)工作イベント、(関東以外)オンライン工作イベント
- 10~11月 見学・大学主催イベントなど(大学主催の学園祭などへの各自自由参加)
- 12月 ことつくりイベント(オンライン)
- 2月 修了証授与式・個別フィードバック
保護者の方々へのお願い
- 各イベントには、保護者の方の同行をなるべくお願いいたします。見学場所までの移動は、各自で交通機関を利用することになります。
- 保護者へのアンケートなどで参加者児童の将来などについて、ご意見を伺いますのでその節はよろしくお願いいたします。
- 工作の材料費や見学会の入館料を徴収させていただく場合があります。
お申し込み<登録無料>
地域に応じて、下記より詳細をご確認の上、お申込み下さい。(工作の材料費や見学会の入館料を徴収させていただく場合があります)
(参加希望の方で日本機械学会ジュニア会友への登録がお済みではない方は合わせて登録させていただきます。年会費・入会金無料、メールでジュニア会友向けイベントのご案内やロボット/サイエンス関連ニュースをお届けします)
<関東> https://kt-senior.hatenablog.com/よりメールでお申し込み下さい。
<関東以外> https://forms.gle/QdejFoNi7FknyepYAよりフォームからお申し込み下さい。
「ものつくり」と「ことつくり」とは(保護者の方へ)
- 日本の製造業では、高品質、高機能で信頼性の高い製品を開発、改良し、良いものを安く提供すれば「もの」は売れるという「ものつくり」の考えで、強い競争力を維持してきました。しかし、新興国の製造・設計技術水準が向上し、高付加価値製品の生産が可能になってきたことや、市場も先進国だけではなく新興国の割合が高まってきたことから、従来の日本の製造業の「ものつくり」優位性が相対的に低下してきています。
- そこで、新たな付加価値を起点にした「ものつくり」が求められるようになり、「ものつくり」に対する新たな価値を提供するためのアプローチとして「ことつくり」の必要性が言われています。「ことつくり」は、「もの」を中心に置くのではなく、「もの」を使って人や社会の価値向上に寄与することをベースとしています。言い換えれば、人や社会のニーズに沿う、あるいは作り出すために「もの」とそれを活用するための様々な「サービス」を提供するものです。
- 近年は、IoTもののインターネットのように情報技術や通信環境が発達し、これを使った新しいサービスの提供が可能になっていますし、今後もさらに発展してゆくでしょう。
- そのためには、従来の「ものつくり」だけでなく幅広い知識や経験、また、いろいろな分野に興味・知識を持つことで、「ことつくり」と「ものつくり」の両方に強い、新しいエンジニアが必要とされています。
参考:2023年度開校式での説明資料
本行事は、公益財団法人 NSKメカトロニクス技術高度化財団から助成を受けて運営致します。
問合せ先
日本機械学会広報情報グループ「機械の日」担当 大黒(だいこく)
E-mail: kikainohi@jsme.or.jp