エコデザイン・プロダクツ&サービスシンポジウム(EcoDePS)2016
エコデザインシンポジウムは、高い意識をもった企業の技術者・環境担当者が、企業の枠を越えて集まり、 大学研究機関の研究者や業界団体とも協力して1999年に始まりました。2000年にはこれに呼応して、学会の 枠を越えたネットワーク、エコデザイン学会連合、およびその事務局組織としてNPOエコデザイン推進機構が 設立され、以来、8回のエコデザイン国際シンポジウム、7回の国内シンポジウムを開催し、海外との連携、 情報発信を通じて、エコデザインコンセプトの普及に努めてまいりました。昨今の厳しい経済情勢にも関わ らず、2013年には韓国で共同開催されるなどエコデザイン国際会議の規模は拡大しつつあり、アジア最大の エコデザイン国際会議となっています。
国内では従来、「エコデザインジャパンシンポジウム」を開催してまいりましたが、都市鉱山のような資源 の有効活用に関するテーマに加えて、東日本大震災を契機とした省エネルギーやスマートグリッドのような 社会のエコデザイン、あるいは、サービス化による地域経済の活性化なども重要な課題になりつつあります。 このようなエコデザインに対する社会ニーズの広がりに対応するべく、2014年からは
「エコデザイン・プロダクツ&サービスシンポジウム」へと改称し、製品、社会システム、サービスなどを 対象としたエコデザインに関する学術研究から、実用化技術・最新製品開発、ビジネスへの適用事例までを 幅広く議論しています。2014年7月に開催したEcoDePS 2014では、産業界とアカデミアの両方から多くの 参加者を集め、活発な議論が行われました。
EcoDePS 2016では、産業界とアカデミアの有機的な連携、産業界の実用化に向けた取り組みの発表、あるい は、若手研究者の成果発表等の場を提供することを目的とします。皆様の奮ってのご発表・ご参加を心より お待ちしております。