【開催日】
2014年12月17日(水)18.00～20.00

【趣　旨】
技術はいま，資源，環境問題をはじめ，巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている．技術が受け入れられて発展するのも，拒絶され衰微するのも，また技術者の社会的地位のあり方も，社会との深い関わりの中にあることは明らかである．われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば，人間についての深い洞察を持つとともに，社会の動きを正しく見極めなければならない．技術と人間，技術と社会の関わりについて現状を理解し，将来を展望することを目的とする．

【テーマおよび講師】
冬は嫌われ者の静電気の季節である．しかし，我々のような子供向けの科学実験教室に関わって来た者にとっては，何とも楽しい季節の到来だ．何しろ静電気は見えない．そこがいい．見えない力を利用して摩訶不思議な現象が演出できる．子供は不思議や魔法が大好きだ．うまくすれば，子供たちの尊敬を一身に受けられるし，場合によっては師匠としての尊敬まで勝ち取れてしまう．（ちょっと魅力的でしょう）．また，高学年の子供には，実験事実を基に順序立てて物事を考える経験をさせることもできる．
さて，そこでだが静電気実験には静電気ならではのコツや勘所がいくつかある．それを押さえれば難しくない．当日は，身近な材料を使い，皆さんと一緒にいくつかのダイナミックな，あるいは繊細な実験を楽しみつつ，コツなどをお伝えできたら幸いである．
お子さんやお孫さんと楽しいクリスマスやお正月をお過ごしください．
講師　河野　裕（元〓学研エデュケーショナル科学実験開発室長）

＜懇親会＞　
大学近くの「パブレストラン　アミ」にて，講師を囲んで懇親会を行います．
会費 3 000円程度

次回予定：2015年1月28日(水)18.00～20.00