特別講演会 「小水力エネルギーの利活用を目指した技術開発」
(共 催) 信州大学超精密技術センター
【開催日】
2013年10月25日(金)14:00~16:00
【概 要】
地球温暖化問題やエネルギーセキュリティーの観点から再生可能エネルギーに対する期待が高まっている.長野県は未開発包蔵水力が全国でもトップレベルであり水力の宝庫である.その利活用には,水車・発電機・電力変換装置など各種構成機器の高性能化・低コスト化が重要である.本講演会では,小水力発電の実用化までの挑戦について,水車ランナと発電機を中心に講演していただく.
講演1 「小水力用水車ランナの研究と普及に向けた課題」
講師 信州大学 工学部 環境機能工学科 准教授 飯尾昭一郎
小水力エネルギーの利活用を目指して取り組んできた小水力用水車ランナの研究開発事例と,自治体や企業との共同により実施したオフグリッドのスマートグリッドシステム構築に関する実証実験を通して見えた普及への課題について紹介する.
講演2 「マイクロ水力発電に適合する発電機の開発について」
講師 株式会社ウィンベル 顧問 中村勝海
マイクロ水力発電に使用するPM型発電機(永久磁石型同期発電機)の特徴について紹介する.発電機はPM型の特性を生かし,増速機構を介さないダイレクトドライブの構造とし,マイクロ水車用発電機に求められる特性とPM型ダイレクトドライブ発電機の適合性について紹介する.
【定 員】
120名