一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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競争力を高める製造業のDX化

2025年5月09日 - 2025年5月09日 | 生産システム部門ハイブリッド開催若手CP対象設計技術-応用講習会No.25-58

若手会員のための資格継続キャンペーン対象講習会

No.25-58 講習会「競争力を高める製造業のDX化」

【主催】日本機械学会 生産システム部門

【開催日時】2025年5月9日(金)10:00-17:00

【開催形態】ハイブリッド開催(日本機械学会会議室 及びZoomミーティング)

※対面参加者の会場は以下となります。当日は会場に直接お越しください。
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階 日本機械学会
案内図:https://www.jsme.or.jp/about/about-jsme/access/

※オンライン参加者のためのZoomミーティングのURLは開催2日前に送付いたします。

 

【企画趣旨】IoTやAI技術の普及に伴い、製造業のDX化が加速しています。製造業のDX化にあたって、人手で実施している既存プロセスや工程を単純に、ソフトウェアや自動化設備で置換するだけでは、生産性向上はのぞめません。人の意思決定や作業を単純に置換するのではなく、従業員、機械、ソフトウェアの特徴を理解して、人と機械の役割分担を適切に設計することが成功するDXには不可欠です。本講習会では、産官学の最先端で活躍される方々を講師に迎え、成功するDX化のためのエッセンスを紹介します。生産システムの管理、運用、改善に携わる方はもちろん、IoTやAI技術にご興味がある方など、多くの皆様の聴講をお待ちしております。

 

【講演者】(講演順):
司会:東京大学 近藤 伸亮、産業技術総合研究所 三坂 孝志
10:00-10:10 主旨説明
1) 10:10-11:10「製造業におけるデータ活用にむけた国内外の取り組み」
講師:産業技術総合研究所 インダストリアルCPS研究センター 髙本 仁志
要旨:生産システムや製品の利用時に作られる様々なデータを業務の効率化に活用する取り組みが進んでいます。本講演では、製造業におけるデータ活用を視点でのデータの共有や活用について、国内外で推進されている取り組みについて紹介します。

2) 11:10-12:10「エンドユーザ開発に基づく製造現場のDX化」
講師:産業技術総合研究所 インダストリアルCPS研究センター 古川 慈之
要旨:エンドユーザ開発に基づいて製造現場のDX化を推進する研究開発として、産総研が開発するMZプラットフォームとスマート製造ツールキットについて説明します。その中で、産総研が構築した機械加工工場の模擬環境での開発事例を紹介します。

(12:10-13:00 休憩)

3) 13:00-14:00「デンソーのモノづくりとDX推進」
講師:㈱デンソー 生産革新センター 統括部長 松永 泰明
要旨:環境対応やクルマの知能化などモビリティ業界は大きな変化の中にあり、そのモノづくりにおいては柔軟性と生産性の両立が求められます。本セッションでは、このような業界にあるデンソーでのモノづくりとDXの取り組みについて紹介します。特にDXでは工場管理、データ駆動型カイゼンや、製品開発から生産ライン開発、量産化とつなぐエンジニアリングチェーンにおけるDX事例を紹介します。

4) 14:00-15:00「デジタルツインとデータ同化による製造プロセス最適化に向けて」
講師:名古屋大学 宇宙地球環境研究所 特任准教授/DoerResearch株式会社 代表取締役 菊地 亮太
要旨:本講演では、近年注目されるデジタルツインとデータ同化技術を製造現場に適用し、品質向上やコスト削減を図る方法を紹介します。実際の導入事例を交えながら、運用上の課題と解決策についても解説し、より効果的な活用へのヒントを提供します。

5) 15:00-16:00「LLMと科学的方法を活用した製造DX 〜プロンプトエンジニアリング、CAE、予測保守、サロゲートモデルの実践〜」
講師:大阪成蹊大学 データサイエンス学部 教授 小山田 耕二
要旨:製造業のDX化において、大規模言語モデル(LLM)は設計最適化、予測保守、知識共有を加速させる強力なツールです。しかし、LLMの出力を盲信せず、科学的方法に基づき検証・活用することが重要です。本講演では、プロンプトエンジニアリングやサロゲートモデルを活用した製造工程のスマート化を紹介し、人とAIの協働による最適なDX戦略について考察します。

6) 16:00-17:00「人を中心にした製造業のDX化 〜 Digital Tripletのアプローチ」
講師:東京大学 人工物工学研究センター 教授 梅田 靖
要旨:製造業のDX化の際に注意すべき点は、DX化によって人を排除してしまうことと、カイゼンの余地を無くして進化を止めてしまうことです。これらの問題の解決方法として、我々は、技術者を中心としたDX化の枠組である「Digital Triplet」を提唱しています。これは、従来のDigital Twinを拡張し、知的活動世界、情報世界、物理世界の三つの世界から構成するものです。本講演では、このDigital Tripletの考え方を、いくつかの適用事例を交えながら紹介します。

 

【定員】日本機械学会 23名、Zoomミーティング 300名

【申込締切】2025年5月6日(火) ※申込み先着順により定員となり次第締め切ります

【参加登録費】正員・特別員 10,000 円、学生員 3,000 円、会員外 20,000 円、一般学生 5,000 円

※参加登録費はいずれも税込み価格です。

※価格はいずれも配布資料を含みます。

※学生員から正員資格へ変更された方は、卒業後3年間、本会講習会に学生員価格にて参加が可能です。下記申込先フォームの会員資格は「正員(継続特典)」を選択し、卒業年と卒業された学校名を「通信欄」に記載ください。

※特別員の資格(正員扱い)で行事に参加される場合、参加登録費は正員の価格となります。下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し、「会員番号」に11桁の行事参加料割引コード(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい。

※「特別員行事参加無料券」を利用される場合、参加登録費は無料となります。予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上、「特別員行事参加無料券利用」としてお申込みください。その後、担当職員まで「自動返信メール」および「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください。
郵送先:〒162-0814 東京都新宿区新小川町4-1 KDX飯田橋スクエア2階 日本機械学会 森本宛

 

【教材】当日用資料を講習会参加者にのみメールで配信いたします。資料の販売はありません。(資料の配信は開催2日前を予定しております。お申込時に入力いただいたメールアドレス宛に送付いたします)

 

【申込方法】Payvent(ぺイベント)にて受付します。お申込時の注意事項を予めご一読の上、下記より1名ずつお申込みください。
https://app.payvent.net/embedded_forms/show/67d393ee1870d326924e4f76

 

【お申込の際の注意事項】

■上記 URL からお申込みとお支払いをお願いいたします。

■参加費については、必ず5月6日(火)までに決済をお願いします。ご入金が確認出来た方には、開催2日前にミーティングIDとパスワード・資料についてメールにてご連絡いたします。

■参加費のお支払いには、クレジットカード(Apple pay、Google pay 含む)・銀行振込のいずれかがお使いいただけます。

■銀行振込の際の振込手数料は、各自でご負担いただきます。予めご了承ください。また、振込先の口座は申し込みごとに異なり、他の申し込みとまとめてのお支払いは出来かねます。

■銀行振込でのお支払期限は、お申し込みから3日以内です。ご入金が確認出来ない場合、こちらでキャンセル処理をさせていただきますのでご了承ください。

■お申込内容は、Payvent より配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます。「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします。

■原則として、お支払い完了後はキャンセルのお申し出があってもご返金できませんのでご了承ください。本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします。

■参加者による、本講習会の静止画/動画撮影、録音は禁止です。「レコーディング」ボタンで録音することは法律で禁止されています。

■当日の発表の音声、スライド、配布資料の著作権は講演者に帰属します。

■資料の二次配布は禁止されています。

 

【オンラインでご参加の際の注意事項】

■本講習会はZoomミーティングを利用したハイブリッド形式にて開催いたします。オンラインで参加される方は、必ず前日までに通信環境や必要機材の準備・確認をした上でご参加ください。

■遠隔参加のための技術的なサポートはできませんので、ご了承ください。

■必要なもの
・視聴用のパソコン *必須
・イヤホンまたはスピーカー(PCに内蔵されているもので構いません) *必須
・有線または無線ブロードバンドのインターネット接続  *必須
・マイク *講師に口頭で質問される方のみ必須

■Zoomの事前テスト方法
https://zoom.us/test

■Zoomヘルプセンター

 

【領収書について】

■領収書はPayventからのお支払い完了メールに記載されているURLよりダウンロードいただけます。

■領収書のお宛名には参加者の氏名が自動で記載されます。ご所属先を宛名に追加する場合は申込フォームの”領収書のお宛名”欄に記載をお願い致します。(こちらに氏名を入力しますと、宛名に氏名が重複しますのでご注意ください)

 

【問合せ先】

〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階

一般社団法人 日本機械学会 生産システム部門(担当職員 森本)

E-mail:morimoto(at)jsme.or.jp *(at)を@に変換してください

会場
ハイブリッド開催(日本機械学会/Zoom)
申込締切
2025年5月06日

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