講習会「製品開発を大きく変えるMBDの新潮流」
2024年7月30日 - 2024年7月30日 | 交通・物流部門ハイブリッド開催若手CP対象講習会主催No.24-53
主催:日本機械学会 交通・物流部門
協賛:計測自動制御学会,自動車技術会,システム制御情報学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,日本工学会,日本シミュレーション学会,日本知能情報ファジィ学会,日本フルードパワーシステム学会
日時:2024年7月30日(火)10:00-16:50
開催形態:ハイブリッド開催(東京・飯田橋 日本機械学会第3会議室及びZOOM) ※ZoomミーティングURLとID,パスワードは開催3日前までに通知します.
企画主旨:
近年機械と電気は一体化してより複雑な装置になりつつあります。例えば、電動化、自動運転の研究は非常に盛んです。電動化、自動運転の研究では、機械と電気の制御が間違いなく作動することを実機ができる前に確認することが必要不可欠です。特に自動運転では、実機による試験には、膨大な時間を要するため、モデルベース開発へのニーズが増大しています。モデルベース開発は、製品の品質に直結するため今や産業競争力の源泉となっています。
一方、実際の開発現場では、できるだけ開発初期に問題を解決することが求められています。モデルには、制御モデルとプラントモデル(制御対象モデル)があります。制御モデルは、人為的なものなので因果的モデリング(Simulink等)によって完全にモデル化できます。一方、プラントモデルは、自然界を記述する必要があるため、因果的モデリングでは不十分であり、タイムリーにプラントモデルを開発することは容易ではない。つまりモデルベース開発の基盤はいまだに脆弱である。
複雑な機械システムにおいては、多数のプラントモデルを開発初期に素早く組み上げることが必要になります。様々な部署、企業で作成したプラントモデルを素早く組み上げる技術が求められています。
現代のプラントモデリングの要点は、
・機械力学、電気、熱、流体などの工学分野を跨る、共通のモデル記述
・上記によって可能となる、異分野のモデル要素の容易な接続
・それらによる、モデルの機能(モデル化対象の機能でもある)の容易な理解と共有
等があり、物理法則に適っている、すなわちエネルギ保存則が保証されている事から複雑な機械・電気・熱・流体システムを修正することなく正しく統合することができる点です。
本講習会では、企業において実際にプラントモデリングの導入、活用してきた講師により具体的に解説していきます。導入や活用について興味のある方の参加を期待しています。
日本機械学会では、2015年度に部門協議会直属の「自動運転に関する分野横断型分科会」を発足させ、自動運転開発技術に取り組んできました。様々な技術検討を行い、モデルベース開発という開発技術も検討してきました。本講習会は、その成果の会員および社会への還元の一環として、交通・物流部門が主催して実施するものです。
題目・講師
10:00-10:10 日本機械学会「自動運転に関する分野横断型分科会」主査挨拶
高田 博 (元東京理科大学)
10:10-12:00 1.基調講演:「MBDの新潮流とそれに適合するモデル化手法」
平松 繁喜 (マツダ 統合制御システム開発本部)
13:00-13:50 2.「マツダ(株)における適用事例」
平松 繁喜 (マツダ 統合制御システム開発本部)
13:50-14:40 3.「物体の柔性が粒子と波動性に及ぼす影響」
五十川 晋一 (元いすゞ自動車)※リモートでのご講演となります
15:00-15:50 4.「物理機能モデルによるモデル作成ツールの開発」
西留 千晶 (CATEC)
15:50-16:40 5.「自動車駆動系の制御設計における物理機能モデルの活用」
米沢 平成 (北海道大学)
16:40-16:50 日本機械学会「自動運転に関する分野横断型分科会」幹事挨拶
中村 弘毅 (JARI)
定 員 50名(ただし現地(東京・飯田橋 日本機械学会第3会議室)参加は最大18名、先着順となります)
聴講料(税込):
会員・協賛団体会員20,000円,学生員5,000円,一般30,000円,一般学生10,000円.
※学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,本会講習会への聴講は学生員価格にて参加が可能です.下記申込先フォームの会員資格は「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」に記載ください.
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります。予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員行事参加無料券利用」としてお申込みください.その後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
※協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「通信欄」に協賛団体名をご記載ください.
※価格はいずれも,教材1冊分を含みます.
申込方法 以下のURLよりお申し込みください.
https://app.payvent.net/embedded_forms/show/6615ea49c9d7f1234cc1f676
申込締切 2024年7月23日(火)
教 材 教材のみの販売は致しません.電子教材はメールにて,紙教材がある場合はお申し込み時に記載の住所へ郵送致します.
開催3 日前までにお手元に届くよう準備予定です.
問合せ先 〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人 日本機械学会 交通・物流部門(担当職員 中嶋)
電話:03-4335-7614 E-mail:y.nakajima@jsme.or.jp