講習会「プログラミングで学ぶ熱物性推算-入門編-」
主 催: 環境工学部門
開催日: 2024年6月12日(水)
会 場: オンライン開催(Zoom Meetingを使用)
※参加申込された方には,開催3日前までに事前配布資料をお配りします.
※必ず前日までに通信環境や必要機材の準備・確認をした上でご参加ください.
◆趣旨:熱・エネルギーシステムや流体機械など様々な機械工学分野において,正確な流体の物性値が必要となる場面は多々あります.ひとくちに流体の物性値といっても,条件が刻々と変化するような場合は,便覧やデータブックの表から抜き出した値だけでは不正確となることがあります.本講習会では,温度や圧力,密度の関数として物性値を与えるような各種の相関式または状態方程式について解説し,それを実際の計算に組み込む際のプログラミングまで実習することで,各種流体熱物性計算のバックグラウンドの知識としてすぐに応用可能な基礎を身に着けていただくことを目指します.
なお,実習にあたってPython実行環境が整っていることが望ましいです.Pythonが初めての方のために,開発環境のインストール方法などの説明資料,動作確認用のサンプルコード,ならびに講習で使うコードを事前配布いたします.
◆習得できる知識:
- 流体物性計算のバックグラウンドとなる,物性推算の基礎(相関式や各種の熱力学状態方程式),飽和状態における収束計算方法
- 状態方程式からの各種熱力学性質の導出方法(圧力,温度,密度,比熱,音速,エンタルピ等)
- 以上の計算過程のコーディング(Python)
- REFPROP等の物性計算ライブラリの利用方法
- 熱工学における応用方法
◆プログラム:
10:00~12:00(基礎) | 各種相関式,ビリアル状態方程式,Peng-Robinson式の理論背景,計算方法および例題によるコーディング実習 |
13:00~14:40(応用1) | ヘルムホルツ型状態方程式の成り立ち,計算方法およびコーディング実習 |
15:00~16:40(応用2) | 応用問題(サイクルのエネルギ収支,伝熱計算,etc.)とそのコーディング例,汎用物性計算ライブラリ(REFPROP)の使用方法,アンケート |
講師: 産業技術総合研究所 粥川洋平・九州産業大学 赤坂亮
◆参加申込について
【申込方法】
下記URL(Payvent/外部サイト)よりお申込みください
https://app.payvent.net/embedded_forms/show/660a36e6240b24d7137c02ff
申込期限:2024年6月6日(木)
定員:75名
【参加費】(いずれも税込,教材代含む):
正員12,000円,学生員(博士後期課程含む)8,000円,会員外18,000円,一般学生(博士後期課程含む)10,000円
【注意事項】
- 学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,学生員価格にて講習会にご参加いただけます.お申し込みの際,「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」にご記入ください.大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
- 特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際、「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
- 「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,以下の担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
- 聴講料は6月6日(木)までにご入金をお願いします.
- 聴講料のお支払いには,クレジットカード(Apple pay、Google pay含む)・銀行振込のいずれかがお使いいただけます.
- 銀行振込の際の振込手数料は各自でご負担いただきます.予めご了承ください.また振込先の口座は申し込みごとに異なり、他の申し込みとまとめてのお支払いは出来かねます.
- 請求書の発行は対応できかねます.
- 銀行振込でのお支払期限は原則としてお申し込みから3日以内です.ご入金が確認出来ない場合こちらでキャンセル処理をさせていただきますのでご了承ください.
- お申込内容はPayventより配信されるお申し込み完了メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
- 原則として決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
- 本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.【領収書について】
領収書のお宛名には参加者の氏名が自動で記載されます.ご所属先を宛名に追加する場合は申込フォームの”領収書のお宛名”欄に記載をお願い致します.(こちらに氏名を入力しますと、宛名に氏名が重複しますのでご注意ください.
ステップアップ編として混合物の計算,輸送性質の算出方法,REFPROPのさらに詳しい使用方法に関する講習会を企画しております.そちらもあわせてご検討ください.