一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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情報・知能・精密機器部門 / マイクロ・ナノ工学部門分野連携講演会「MEMSデバイスの最新研究と応用技術(第2回)~エナジーハーベスタとそのIoT応用技術~」

2024年3月05日 - 2024年3月05日 | 情報・知能・精密機器部門オンライン開催特別講演会No.24-22

企画:情報・知能・精密機器部門

マイクロ・ナノ工学部門

(日本機械学会分野連携企画)

【開催日時】
2024年3月5日(火) 13:00~15:00

【講演会形式】
オンライン(Zoom)形式
※開催日3日前を目途に当日のご案内をお送り致します。

【趣旨】
ともにMEMSセンサ・ハーベスタ及びその応用アプリケーションの研究分野を扱っている情報・知能・精密機器(IIP)部門とマイクロ・ナノ工学部門の連携企画として、「MEMSデバイスの最新研究と応用技術」に関する講演会を開催しています。第2回目の講演会では、テーマとして近年の世界的なカーボンニュートラルの動きを受けて注目度が増しているエナジーハーベスタを取り上げます。
本講演会は、3/4~5に岡山大学でハイブリッド開催されるIIP2024(https://www.iip-conference.org/iip2024)の一部として開催されますが、オンライン限定で本講演会のみの聴講の申し込みを別途受け付けます。エナジーハーベスタの最新研究動向にご興味のある方、是非ご参加下さい。

プログラム
2024年3月5日(火)
13:00~13:30 合同会社かちクリエイト 代表 勝村英則氏
「普及拡大を目的としたエネルギーハーベスティング電源CPSプラットフォーム構想」
IoTモジュールの電源技術としてエネルギーハーベスティング技術が注目されるようになって10数年以上が経つが、一部事例を除いて広く普及・拡大するには至っていない。一方でハーベスタ、電源制御ICの性能向上や、IoTモジュールの低消費電力化など個々の要素技術は着実に進化している。にもかかわらず普及が進まない理由の一つとして、エネルギーハーベスティング電源を簡単に適用できるCPSプラットフォームがなく、エネルギーハーベスティング技術の有用性を簡単にアピール、実証できないことがあげられる。現在企画中のエネルギーハーベスティング電源CPSプラットフォーム構想を提案するとともに、新たなハーベスタ開発への期待について述べる。

 

13:30~14:00 関西大学 教授 谷弘詞先生
「摩擦発電とそのIoT応用」
IoT社会の進展に伴い、センサ類の電源として環境発電の必要性が高まっている。環境発電は、光、熱、振動などをエネルギーに変換するが、その中でも振動発電は圧電素子や磁歪素子、エレクトレットなどを用いて検討が行われている。我々は摩擦発電を用いた振動発電の実用化を目指していろいろな取り組みを行っている。そこで、摩擦発電の原理、実際の応用例をレビューして、その可能性について述べる。具体的には、インテリジェントタイヤへの応用、摩擦発電マット、摩擦発電シューズ転がり軸受組み込みセンサなどの具定例を示す。

 

14:00~14:30 東北大学 教授 小野崇人先生
「温度揺らぎ発電・IoTセンサとその応用展開」
高性能の熱電発電素子を電解めっきで集積する手法、かつ環境の温度揺らぎや温度変化から発電できる熱電システムを開発し、その応用展開を進めている。この温度揺らぎ発電は熱電素子に蓄熱材を組み合わせた熱マネジメントにより温度揺らぎを温度差に変換し、高性能の熱電素子にて発電することを可能にしている。これにより、1次電池を利用することなく、IoT無線センサを動作させることを可能にした。プロトタイプのコールドチェーンなどへの応用展開について紹介する。

 

14:30~15:00 神戸大学 准教授 本間浩章先生
「カリウムイオンエレクトレットによる振動発電ハーベスタ」
微弱(<1 G=9.8 m/s2)、低周波数(< 200 Hz)の環境振動は普遍的に存在しており、これらのエネルギーをMEMS技術により電力に変換することで、センサや無線モジュールを搭載したIoT無線センサ端末への電力供給が可能になる。我々の研究グループでは、長期間の帯電保持性能と微細構造側面への成膜が可能なカリウムイオンエレクトレットを持つMEMSエナジーハーベスタを開発し、1 G以下の振動から出力電力1.2 mWを達成した。また、従来の振動発電の課題である周波数に対する過敏さを解決する周波数トラッキング機能や、様々な周波数帯域の振動から発電する非共振型エナジーハーベスタを実現し、設置場所を選ばないIoT無線センサ端末の実現可能性を示した。

 

【聴講料(税込)】

3,000円(正員・特別員(行事参加割引コード利用)・IIP2024協賛団体会員 )
5,000円(会員外)
1,000円(学生員・一般学生・IIP2024協賛団体学生員)

IIP2024、MSD2024に参加登録される方はこちらの行事についての申込は不要です

IIP2024の協賛団体の会員の方は、申込時には「協賛団体一般」または「協賛団体学生」をお選び頂き、「会員番号」に協賛団体会員番号,「通信欄」に協賛団体名をご記入ください.

※参加費は全て税込み価格です.本会の消費税の取り扱いについては,「よくある質問」をご参照ください.
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員(課税)の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員 行事参加料割引コード利用」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入ください.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合、聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員 行事参加無料券」としてお申込みください.申込完了後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.

 

【申込締切】
2024年2月26日(月)

 

【申込方法】
イベント管理サービス『Peatix』より,お申込み下さい.
お申込み URL : https://jsme24-22.peatix.com/

 

【お申込の際の注意事項】
・ はじめてPeatixを利用される方は,お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)していただく必要がございます.(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません.)
・ お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします.
・ お申込内容は,PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は,「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
・ コメント欄およびメッセージ機能でのご連絡には返信できかねますので,下記問い合わせ先に直接ご連絡ください.
・ 参加者による,セミナーの静止画/動画撮影,録音は禁止です.「レコーディング」ボタンで録音することは法律で禁止されています.
・ 当日の発表の音声,スライドの著作権は発表者に帰属します.
(当日ご参加に必要なもの)
・視聴用のパソコン*必須
・ スピーカーとマイク(質問をする際に必要となります)
・ 有線または無線ブロードバンドのインターネット接続*必須
※必ず前日までに機材の事前準備と動作確認をした上でご参加下さい.
・ Zoomで参加の際には,参加者氏名,会社名(勤務先名,学校名)を表示いただきます .

 

【聴講料の支払いについて】
・ 参加費については,必ず2月26日(月)までに決済をお願いします.
・コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は,1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
・コンビニ/ATMでのお支払期限は,お申し込みから3日以内です.申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります.
・ 原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.

【領収書について】
Peatixより発行される領収データには、適格請求書発行事業者登録番号の記載はございません。インボイス制度に対応した領収書をご入用の場合、本会ホームページ内“よくある質問→お支払い等-財務グループ編→領収書の修正(再発行)を希望します”をご確認の上、別途メールにてご連絡ください。Peatixメッセージ機能での連絡はお控えください。

 

【問合せ先】
〒162-0814
東京都新宿区新小川町4番1号KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人 日本機械学会 IIP部門担当 北沢
TEL: 03-4335-7610
E-mail: kitazawa@jsme.or.jp

会場
オンライン開催
申込締切
2024年2月26日

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