第59回トワイライトセミナー 機械の自動化と人間の係わり ~航空機事故から考える~
2025年1月20日 - 2025年1月20日 | 産業・化学機械と安全部門オンライン開催特別講演会主催No.24-149
【募集】No.24-149 第59回トワイライトセミナー
機械の自動化と人間の係わり ~航空機事故から考える~
(産業・化学機械と安全部門企画)
【開催日時】
2025年1月20日(月)18:00~20:00(講演:1時間30分, 質疑応答:30分)
【会 場】
長岡技術科学大学 東京サテライトキャンパス+オンライン(Zoom)
【主 旨】
当部門では産業機械・化学機械に必須である機械安全に関する学術面からの研究・提言, 産業界における実践・研究など,機械安全のあるべき姿を追求している.
航空の技術革新による目覚ましい進化の歴史は,事故とその対策の歴史でもある.航空システムの自動化と人間の係わりを,航空機事故から考えることで,自動化を設計する際に考慮すべきヒューマンファクターとは何かを知り,考える機会として今回のセミナーを企画した.
【講演要旨】
ライト兄弟の初飛行から121年,航空は技術革新により目覚ましい進化をなし遂げてきた.しかしその進化の歴史は,事故の歴史と言っても過言ではない.人類はその教訓を生かし,事故再発防止の観点から搭載システムの機械化・自動化を推進してきた.
信頼性の不確かな人間の作業を,信頼性が高い機械系に置き換えるというRisk Allocationの考え方の台頭である.現在では飛行作業の一部または全部が人の手から離れ,その機械やシステムが自律した動きを獲得し,それ自体で調整・制御することができるように進化している.自動化は人間の機械的な動作の請負から,コンピューターの高性能化によって今や認知行為や情報処理,意思決定,計画立案まで可能ならしめてきた.
この過程において人間と機械との相克が生まれることになる.つまりそれまでに経験のない新たな航空機事故の多発である.その背景には,人間のシステム運用からの疎外化が共通している.自動化・機械化は,操縦士の状況やシステムなどに対する認識性を,希薄にしてしまったということである.これらのことは,自動化を設計する際に本来考慮すべきヒューマンファクターであった.
我が国においては1985年の御巣鷹の事故以来,今日まで39年間民間定期航空機の人身事故はゼロである.何がこの背景にあるのか,人間は如何に機械との相克を乗り越えてきたのか考えてみたい.
【講 師】
塚原 利夫氏((株)SRC研究所代表取締役 所長)
略歴;
1949年 東京に生まれる
1974年 25歳で日本最年少機長として発令され,国内線国際線機長・教官,テストパイロット査察操縦士,安全監査役等を歴任
1979年 羽田空港にてYS-11型機による片脚緊急着陸に成功,その他数々の緊急事態を経験
2019年 エスアールシー研究所設立
【定 員】
長岡技術科学大学東京サテライトキャンパス会場*1:(先着)20名
オンライン受講:80名
*1:所在地 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1丁目4-1 日土地ビル1F
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 徒歩1分,東京メトロ千代田線・日比谷線・丸ノ内線「霞ヶ関」駅 徒歩3分
【参加費】
長岡技術科学大学東京サテライトキャンパス会場:
正員:1500円 会員外:3000円 学生員:無料 一般学生:500円
オンライン受講:
正員:1000円 会員外:2000円 学生員:無料 一般学生:500円
※参加費は全て税込み価格です.本会の消費税の取り扱いについては,「よくある質問」をご参照ください.
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員(課税)の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入ください.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員」としてお申込みください.「無料参加券を利用する」と「コンビニ決済」を選択して申込完了後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
【申込方法】
下記に記載の注意事項を予めご一読の上,Payventでのお支払いをお願いいたします.1名ずつお申込みください.
申込先URL:https://app.payvent.net/embedded_forms/show/675002e7ccf0842691e4c578
【お申込の際の注意事項】
■本セミナーは長岡技術科学大学東京サテライトキャンパスとZoomを利用したハイブリッド形式で開催いたします.
■上記記載のURLより,必要事項をご入力の上,申込みのお手続きをお願いします.
■お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします.
■お申込内容は,Payventより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は,「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
■参加者による,セミナーの静止画/動画撮影,録音は禁止です.「レコーディング」ボタンで録音することは法律で禁止されています.
■ 当日の発表の音声,スライドの著作権は発表者に帰属します.
※当日ご参加に必要なもの
■視聴用のパソコン*必須
■スピーカーとマイク(質問をする際に必要となります)
■有線または無線ブロードバンドのインターネット接続*必須
必ず前日までに機材の事前準備と動作確認をした上でご参加下さい.
■Zoomで参加の際には,参加者氏名,会社名(勤務先名,学校名)を表示いただきます
■長岡技術科学大学東京キャンパスで聴講される方の,新型ウィルス感染症の感染拡大防止を目的としたマスクの着用は自己判断にてお願いいたします.
【聴講料の支払いについて】
■参加費については,必ず1月15日(水)までに決済をお願いします.決済が確認出来た方には開催3日前を目途に視聴用のURLをお送りいたします.
■聴講料のお支払いには,クレジットカード(Apple pay、Google pay含む)・銀行振込のいずれかがお使いいただけます.
■銀行振込の際の振込手数料は,各自でご負担いただきます。予めご了承ください。また、振込先の口座は申し込みごとに異なり、他の申し込みとまとめてのお支払いは出来かねます
■銀行振込でのお支払期限は,原則としてお申し込みから3日以内です。ご入金が確認出来ない場合、こちらでキャンセル処理をさせていただきますのでご了承ください.
■お申込内容は,Payventより配信されるお申し込み完了メールからご確認いただけます。メールが届かない場合は,「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
■原則として,お支払い完了後はキャンセルのお申し出があってもご返金できませんので何卒ご了承ください.
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■領収書はPayventからのお支払い完了メールに記載されているURLよりダウンロードいただけます.
【問合せ先】
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人 日本機械学会 産業・化学機械と安全部門(担当職員 野口)
電話:03-4335-7616 E-mail:noguchi@jsme.or.jp