実践・最適設計
2024年12月16日 - 2024年12月17日 | 設計工学・システム部門オンライン開催若手CP対象計算力学-応用講習会主催No.24-135
【開催日時】
2024年12月16日(月) 13:10~17:10 ,17日(火) 13:10~17:10
【開催形態】
オンライン開催(Zoom ミーティングを利用)
◆参加費のご入金が確認出来た方には,開催3日前を目途に,ZoomミーティングIDとパスワード・当日用資料について,お申し込み時のメールアドレス宛へご連絡します.
【協賛】
日本設計工学会,日本計算工学会,塑性加工学会,日本船舶海洋工学会,精密工学会,自動車技術会,日本航空宇宙学会
【趣旨】
設計生産分野に限らず,多くの工学分野で最適設計法の活用は大きく進んでおり,金属AM(Additive Manufacturing)による製造技術開発も可能になってきています.最適設計法の実務への活用を考える上で,多様な分野における活用事例を示すことで,さらなる最適設計法の普及と発展が期待できます.昨年度は主として最適設計法の数理に焦点を当て講習会を開催しましたが,今年度は最適設計法の実践に焦点を当てた講習会を企画しました.日本の最適設計をけん引する研究者を講師に招き,様々な工学分野における最適設計法の実践例を紹介していただきます.
【プログラム】
12月16日(月)
1. 13:10-14:00(質疑応答14:00-14:10)
「アディティブマニュファクチュアリングにおける最適設計の活用」
早稲田大学基幹理工学部 教授 竹澤 晃弘
近年,積層造形(3Dプリンティング)技術が著しく発展し,ものづくりでの活用法が活発に検討されている.中でも,従来の製造法では難しい複雑な形状でも製造できることから,優れた構造を創出する手段として構造最適化が注目を集めている.本講義では,積層造形を活用する際に有益となるという観点から,構造最適化の基礎知識について積層造形技術自体と併せて解説を行う.
休憩(15分)
2. 14:25-15:15(質疑応答15:15-15:25)
「情報学と力学の融合に基づく新しいトポロジー最適化の方法」
京都大学大学院工学研究科 教授 泉井 一浩
本講演では,情報学的アプローチを導入した新しいトポロジー最適化手法について解説します.具体的には,Karhunen-Loéve展開を用いた形状表現法とそのデータ次元削減効果を活用した差分進化法に基づく新たなトポロジー最適化手法,画像処理技術を応用した形状特徴の構築方法,そしてデータ駆動型のマルチスケールトポロジー最適化のトピックを取り上げます.これらの手法について,理論的背景と実例を交えながら、その効果と有用性を詳細に解説していきます.
休憩(15分)
3. 15:40-16:30(質疑16:30-16:40)
「異方性トポロジー最適化とその応用」
豊田中央研究所 野村 壮史
複合材料を用いた構造最適化を行う場合,材料の異方性を考慮に入れる必要があります.そして,その特性を最大限発揮するには,異方性材料の配向を考慮する必要があります.このような設計問題に対応した異方性トポロジー最適化と,その最適化結果を実際の構造物として成立させる方法について,いくつかのケーススタディを交えて解説します.
4. 総合討論 16:40-17:10
12月17日(火)
1. 13:10-14:00(質疑応答14:00-14:10)
「機械学習を用いたデータ駆動型の設計手法」
東京大学大学院工学系研究科 講師 米倉 一男
深層学習の進歩に伴って,機械学習を用いた設計手法が大きく様変わりしている.このようなデータ駆動型の手法は使用する機械学習モデルだけでなく,使用するデータセットによっても結果が異なる.本講演では機械学習を用いたサロゲートモデル,生成モデルを用いた逆問題の解法,深層強化学習を用いた最適化手法についてそれぞれ学習用データに触れつつ説明する.
休憩(15分)
2. 14:25-15:15(質疑応答15:15-15:25)
「生産技術における最適設計の活用」
金沢大学設計製造技術研究所 教授 北山 哲士
生産技術分野では,試行錯誤的な製造条件の決定がされている場合がほとんどである.本講演でははじめに,代表的なサロゲートモデルについて簡単に説明した後,機械学習を活用した最適設計法の概略を説明する.そして,薄板成形,鍛造,プラスチック射出成形を対象に,機械学習を活用した最適設計法を用いて製造条件を決定したいくつかの事例を紹介する.
休憩(15分)
3. 15:40-16:30(質疑16:30-16:40)
「トレードオフ分析をしましょう」
早稲田大学大学院情報生産システム研究科 教授 荒川 雅生
製品の開発・設計を有意義に行うためにはそれがどのようなものかを把握する必要があります.そのためには多目的最適設計を行うことをお勧めします.そして,トレードオフ分析です.トレードオフ分析をすることで自分が一体どんなものを作ろうとしているかを正確に理解することができます.トレードオフ分析を通じて,どの目的関数とどの目的関数が同じ動きをするか,相反するものなのかを明確にしていきましょう.
4. 総合討論 16:40-17:10
【定員】
50名
【参加費(税込)】
2日受講の場合:
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般30,000円,
正員(継続特典)・大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生15,000円,
会員外40,000円,一般学生15,000円.
1日受講の場合:
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般20,000円,
正員(継続特典)・大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生10,000円,
会員外30,000円,一般学生10,000円.
◆学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,学生員価格にて講習会にご参加いただけます.お申し込みの際,「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」にご記入ください.
◆大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
◆特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際,「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
◆「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,以下の担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人日本機械学会 設計工学・システム部門担当 秋山宛
◆協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「会員番号」に協賛団体会員番号,「通信欄」に協賛団体名をご記入ください.
【教材】
上記参加費には教材1部(DL版)代金を含みます.なお教材(DL版)のみご希望の方は,行事終了後,1部につき会員4,000円,会員外(協賛団体会員含む)6,000円(いずれも税込み価格)にて頒布いたします.ご希望される方は12/24以降に下記ページよりご購入下さい.
https://www.jsme.or.jp/publication/event-pub/
【申込締切】
12月9日(月)
【申込方法及び注意事項】
Payventより受付
URL: https://app.payvent.net/embedded_forms/show/66fc9a7a7083fe26be698ee8
■聴講料は,12月9日(月)までにご入金をお願いします.
■聴講料のお支払いには,クレジットカード(Apple pay,Google pay含む)・銀行振込のいずれかがお使いいただけます.
■銀行振込の際の振込手数料は各自でご負担いただきます.予めご了承ください.また,振込先の口座は申し込みごとに異なり,他の申し込みとまとめてのお支払いは出来かねます.
■銀行振込でのお支払期限は,原則としてお申し込みから3日以内です.ご入金が確認出来ない場合,こちらでキャンセル処理をさせていただきますのでご了承ください.
■お申込内容は,Payventより配信されるお申し込み完了メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
■原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.
【領収書】
■領収書のお宛名には参加者の氏名が自動で記載されます.ご所属先を宛名に追加する場合は申込フォームの”領収書のお宛名”欄に記載をお願い致します.(こちらに氏名を入力しますと,宛名に氏名が重複しますのでご注意ください)
■領収書はPayventからのお支払い完了メールに記載されているURLよりダウンロードいただけます.
【問い合わせ先】
設計工学・システム部門担当 秋山 宗一郎/TEL:03-4335-7613/E-mail: akiyama@jsme.or.jp