一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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DX時代の設計者のあるべき姿

2024年12月09日 - 2024年12月09日 | 材料力学部門 設計工学・システム部門ハイブリッド開催若手CP対象設計技術-基礎講習会No.24-117

若手会員のための資格継続キャンペーン対象講習会

【開催日時】
2024年12月9日(月) 13:00~17:00

【開催形態】
ハイブリッド開催(オンラインはZoom利用,対面会場は日本機械学会会議室)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
https://www.jsme.or.jp/about/about-jsme/access/
◆参加費のご入金が確認出来た方には,開催3日前を目途に,ZoomミーティングIDとパスワード・当日用資料について,お申し込み時のメールアドレス宛へご連絡します.

【協賛】
自動車技術会,精密工学会,日本設計工学会,日本計算工学会,日本シミュレーション学会

【趣旨】
3D設計が主流となった昨今, 機械製品の設計段階において,3D設計図面をそのまま用い,設計仕様のCAE検討を行うことが出来るようになって四半世紀経つ.また,半世紀前,形状の3Dデジタル化がスタートし,一般企業に3D設計が普及し始め,30年を超える.
本講習会は,日本の設計現場の設計力向上を目指し,2013年より,世界に対し,遅れていた設計現場でのCAE活用を紹介して来た.本年度の開催で既に,10年を超える12回目となった.当初は3D設計環境,CAE環境の費用が高額なことから,それが日本での普及遅れの理由の一つと考え,低価格での環境提供の例,情報も含め,主に設計者の設計検討に活用するCAEをテーマに進めてきた.この10年を振り返ると,CAE環境,3D設計環境の拡がりは,価格が1/10以下になった現在も,必ずしも順調とは思われない.2D図時代の設計仕様検討に対し,3Dデジタル化された形状を利用し、設計力向上となる3D設計手法自体の普及が少ないことに日本が直面してるように思われる.
そこで本年は3D設計の持っているポテンシャル,日本の現状等の講演後,教育も含めた設計者のあるべき姿のパネルディスカッションを行い「DX時代の設計者のあるべき姿」を議論したい.
現在の設計現場で活躍されている設計者,設計力の向上等,今後の開発環境を検討している技術マネージメントレベルの方に最適な講習会と考える.

参考:日本機械学会技術と社会部門ニュースレターより
世界の図面変革に遅れる日本の状況と「空気を読む」習慣https://www.jsme.or.jp/tsd/news/newsletter47/47no05.pdf
日立総研レポートより
バーチャルエンジニアリングのもたらす産業革新
https://www.hitachi-hri.com/journal/__icsFiles/afieldfile/2022/11/17/Vol17-2-3.pdf

 

【プログラム】

司会:理化学研究所 内田孝尚

1. 13:00~14:00 「DX時代の設計者のあるべき姿と解析環境構築の提案」~設計者解析のトピックスも!~

サイバネットシステム株式会社 栗崎 彰

内容:
設計者の解析では形状データの作成が必要不可欠となる.3Dプリンターの台頭によって高機能な形状作成ソフトがフリーで使えるようになり,選択肢も増えた.一方で数は少ないがWindows OS上で手軽に使える解析ソフトウェアもある.これらを統合することによって低コストで解析環境を構築することができる.信頼性の高い商用ソフトウェアでも結果のオーダー・エスティメーション(概算評価)が必要であり,そのための一助ともなる.このセッションでは,形状作成から解析まで低コストな解析環境の構築を提案するとともに,設計者が陥りがちな解析結果の評価ポイントや実用的な解析手法を解説する.
また,3D構想設計を可能にする最新ソフトウェアをHUBとした構想設計のエコシステムの在り方を紹介する.

休憩 14:00~14:05

2. 14:05~15:05 「バーチャル設計開発技術の動向から見るDX時代の設計者のあるべき姿」

理化学研究所 研究嘱託 内田孝尚

内容:
「3D /Digital/IT駆使の設計・ものづくり」時代になり,ものづくりを設計段階で同時に検討,高い創造性を生かした設計を行うことの出来る環境となった.バーチャルエンジニアリング環境における設計仕様熟成は試作物だけでは判断できない,量産検討も含め,ものづくり現場の事前検証の融合した体制へ成長している. このような時代の設計者のあるべき姿を探りたい.

休憩 15:05~15:10

3. 15:10~16:10 「DX時代の設計者のあるべき姿を考慮した設計学教育」

東京大学大学院工学系研究科 教授 泉 聡志

内容:
CAEの実践において,最も重要である結果の検証と妥当性の確認(Verification and Validation: V&V)の考え方と,V&Vを実現するにあたって身に着けておくべき知識の体系(力学,シミュレーション,実験)と実践的教育手法について,東京大学工学部機械工学科での教育の経験を通して提案する.

4. 16:10~17:00 パネルディスカッション:テーマ「DX時代の設計者のあるべき姿」

パネラー:講師全員
サイバネットシステム株式会社 栗崎 彰
東京大学大学院工学系研究科 教授 泉 聡志
理化学研究所 研究嘱託 内田孝尚

【定員】
現地15名,オンライン定員無し.
現地参加の希望は先着順とさせていただきます.

【参加費(税込)】
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般10,000円,
正員(継続特典)・大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生5,000円,
会員外15,000円,一般学生7,500円.

◆学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,学生員価格にて講習会にご参加いただけます.お申し込みの際,「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」にご記入ください.
◆大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
◆特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際,「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
◆「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,以下の担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人日本機械学会 設計工学・システム部門担当 秋山宛
◆協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「会員番号」に協賛団体会員番号,「通信欄」に協賛団体名をご記入ください.

【教材】
上記参加費には教材1部(DL版)代金を含みます.なお教材(DL版)のみご希望の方は,行事終了後,1部につき会員2,000円,会員外(協賛団体会員含む)3,000円(いずれも税込み価格)にて頒布いたします.ご希望される方は12/27以降に下記ページよりご購入下さい.
https://www.jsme.or.jp/publication/event-pub/

【申込締切】
12月2日(月)

【申込方法及び注意事項】
Payventより受付
URL: https://app.payvent.net/embedded_forms/show/66c29f03bf35e827395675f4

■聴講料のお支払いには,クレジットカード(Apple pay,Google pay含む)・銀行振込のいずれかがお使いいただけます.

■銀行振込の際の振込手数料は各自でご負担いただきます.予めご了承ください.また,振込先の口座は申し込みごとに異なり,他の申し込みとまとめてのお支払いは出来かねます.

■銀行振込でのお支払期限は,原則としてお申し込みから3日以内です.ご入金が確認出来ない場合,こちらでキャンセル処理をさせていただきますのでご了承ください.

■お申込内容は,Payventより配信されるお申し込み完了メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.

■原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.

【領収書】

■領収書のお宛名には参加者の氏名が自動で記載されます.ご所属先を宛名に追加する場合は申込フォームの”領収書のお宛名”欄に記載をお願い致します.(こちらに氏名を入力しますと,宛名に氏名が重複しますのでご注意ください)

■領収書はPayventからのお支払い完了メールに記載されているURLよりダウンロードいただけます.

【問い合わせ先】
設計工学・システム部門担当 秋山 宗一郎/TEL:03-4335-7613/E-mail: akiyama@jsme.or.jp

会場
日本機械学会
会場URL
https://www.jsme.or.jp/about/about-jsme/access/
申込締切
2024年12月02日

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