講習会「機械と環境のサウンドデザイン」
協 賛(予定,順不同) (一社)スマートサウンドデザインソサエティ,(公社)自動車技術会,(一社)日本音響学会,(公社)日本騒音制御工学会
開催日 2024年12月4日(水) 9:30~17:00
会 場 ハイブリッド開催(対面:中央大学後楽園キャンパス2号館2階2215室(東京)、オンライン:Zoomを使用)
https://www.chuo-u.ac.jp/access/kourakuen/
※新型コロナ感染拡大状況等によってはオンライン開催のみで開催する可能性があります.
※ZoomURLおよび事前配布資料は,開催3日前までにご案内予定です.
※オンライン参加の方は,必ず前日までに通信環境や必要機材の準備・確認をした上でご参加ください.
趣 旨
機械製品から発生する音を静かにするだけではなく,利用する人が扱いやすさを感じる音質にすることは,その製品のニーズを増やすことに繋がります.サウンドデザインと称すると,従来の騒音対策とは異質な技術と感じられるかも知れませんが,目標が騒音レベルから感性を考慮した音質に変わることであり,設計技術に大きな違いはありません.近年,サウンドデザインにより快適かつ機能的な音創りによる新たな感性価値の創生や,住宅,オフィスおよび自動車などの環境価値を向上する取り組みが行われています.サウンドデザインの最新技術を実務に取り入れて頂くことを目的に,目標音質の設定手法と実施例をわかりやすく解説します.
題目・内容・講師
9:30~10:50/ (1)機械と環境のサウンドデザインとは(総論)
機械や環境のサウンドデザインを推進するために有効な手法に関して,基本的な考え方から応用方法まで解説する.
中央大学 理工学部 戸井 武司
11:00~12:10/(2)サウンドデザインと音質・主観評価の適用事例
サウンドデザインのフレームワークを概観し,音質評価の適用事例の他,評価グリッド法を用いた聴感印象の感性モデルの構築プロセスを紹介する.
(株)小野測器 石田 康二
13:10~14:20/(3)様々な製品や環境のサウンドデザインの事例
自動車,家電,情報機器,スポーツ用具などの製品について,主観的および客観的な音質評価に基づきサウンドデザインを行った事例を紹介する.
中央大学 理工学部 戸井 武司
14:30~15:40/(4)様々な製品の低騒音・静粛設計の事例紹介
音質設計を含めて従来からの機械の騒音対策であっても,音源メカニズムの解明と制御,伝搬系の制御を 的確に行うことが有効である.重電・家電・産業機器・OA電子機器などへの適用事例を紹介する.
(株)東芝 江波戸 明彦
15:50~17:00/(5)自動車の魅力を高めるサウンドデザインの事例
資源保護・地球温暖化防止等、社会と共生して行くために,自動車開発を取り巻く環境が大きく変化してきている.様々な変化の中での,自動車の魅力を高めるサウンドデザインについて,その開発事例を紹介する.
日産自動車(株) 桑田 敏久
17:00~18:00/(6)質疑応答・個別相談(最長18時まで)
(1)~(5)の講義内容に関する質問と回答.加えて騒音,振動,サウンドデザインに関するご相談があれば,解決に向けての個別のアドバイスを行う(対面または1対1のZoomを予定).
講師一同