講習会「MBDの新潮流 ― 熱・流体の事例集」
本講習会に参加された40 歳未満の正員を対象に、上記の要領により翌年の会費を全額免除致します
No.24-113講習会
講習会「MBDの新潮流 ― 熱・流体の事例集」
【主催】
日本機械学会 交通・物流部門
【協賛】
計測自動制御学会,自動車技術会,システム制御情報学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,日本工学会,日本シミュレーション学会,日本知能情報ファジィ学会,日本フルードパワーシステム学会, 日本ディープラーニング協会
【開催日時】
2025年2月18日(火)10:00-17:10
【開催場所】
ハイブリッド開催(東京・飯田橋 日本機械学会会議室及びZOOM)
【企画主旨】
近年機械と電気は一体化してより複雑な装置になりつつあります。例えば、電動化、自動運転の研究は非常に盛んです。電動化、自動運転の研究では、機械と電気の制御が間違いなく作動することを実機ができる前に確認することが必要不可欠です。特に自動運転では、実機による試験には、膨大な時間を要するため、モデルベース開発へのニーズが増大しています。モデルベース開発は、製品の品質に直結するため今や産業競争力の源泉となっています。
一方、実際の開発現場では、できるだけ開発初期に問題を解決することが求められています。モデルには、制御モデルとプラントモデル(制御対象モデル)があります。制御モデルは、人為的なものなので因果的モデリング(Simulink等)によって完全にモデル化できます。一方、プラントモデルは、自然界を記述する必要があるため、因果的モデリングでは不十分であり、タイムリーにプラントモデルを開発することは容易ではない。つまりモデルベース開発の基盤はいまだに脆弱である。
複雑な機械システムにおいては、多数のプラントモデルを開発初期に素早く組み上げることが必要になります。様々な部署、企業で作成したプラントモデルを素早く組み上げる技術が求められています。
現代のプラントモデリングの要点は、
・機械力学、電気、熱、流体などの工学分野を跨る、共通のモデル記述
・上記によって可能となる、異分野のモデル要素の容易な接続
・それらによる、モデルの機能(モデル化対象の機能でもある)の容易な理解と共有
等があり、物理法則に適っている、すなわちエネルギ保存則が保証されている事から複雑な機械・電気・熱・流体システムを修正することなく正しく統合することができる点です。
本講習会では、企業において実際にプラントモデリングの導入、活用してきた講師により具体的に解説していきます。導入や活用について興味のある方の参加を期待しています。内容は、モデル化手法の概要及び熱・流体の事例集、モデル活用例、モデル作成実習についての詳説です。日本機械学会では、2015年度に部門協議会直属の「自動運転に関する分野横断型分科会」を発足させ、自動運転開発技術に取り組んできました。様々な技術検討を行い、モデルベース開発という開発技術も検討してきました。本講習会は、その成果の会員および社会への還元の一環として、交通・物流部門が主催して実施するものです。
【題目・講師】
10:00-10:10 日本機械学会「自動運転に関する分野横断型分科会」主査挨拶
高田 博 (元東京理科大学)
10:10-11:20 1.「MBDの新潮流とそれに適合するモデル化手法」
MBD概要、モデルの概要、モデルの1次要素、2次要素、固有値との関連
平松 繁喜 (マツダ 統合制御システム開発本部)
11:20-12:00 2.「モデルの設計の流れ」
平松 繁喜 (マツダ 統合制御システム開発本部)
13:00-14:00 3.「1自由度、2自由度など物理機能モデルの基礎」
西留 千晶 (CATEC)
14:00-15:30 4.「物理機能モデルのVT-2000による熱・流体モデル作成実習」(オンラインの方はExcelによる実習)
西留 千晶 (CATEC)
15:30-16:15 5.「熱・流体モデルの事例集」
平松 繁喜 (マツダ 統合制御システム開発本部)
16:15-17:00 6.「音響モデルの事例集」
田部 洋祐 (日立製作所 研究開発グループ)
17:00-17:10 日本機械学会「自動運転に関する分野横断型分科会」幹事挨拶
中村 弘毅 (JARI)
【定員】
50名(ただし現地(東京・飯田橋 日本機械学会会議室)参加は最大18名、先着順となります)
【聴講料】
正員・特別員・協賛団体会員20,000円、学生員5,000円、会員外30,000円、一般学生10,000円
※価格はいずれも、教材・配布資料を含みます。
※学生員から正員資格へ変更された方は、卒業後3年間、本会講習会への聴講は学生員価格にて参加が可能です。下記申込先フォームの会員資格は「正員(継続特典)」を選択し、卒業年と卒業された学校名を「通信欄」に記載ください。
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合、聴講料は正員の価格となります。下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し、「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい。
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合、聴講料は無料となります。予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上、「特別員行事参加無料券利用」としてお申込みください。その後、担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください。
※協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し、「通信欄」に協賛団体名をご記載ください。
【申込方法】
以下のURLより1名ずつお申込みください。
〈URL〉https://app.payvent.net/embedded_forms/show/66baef8bd1442e2709c19f6f
※申込締切:2月11日(火)
【教 材】
当日使用予定の教材につきましては、開催前日の午前中までに電子ファイルにて参加者へ配信もしくは郵送にて対応いたします。
ご登録いただいているメールアドレス及び住所へお知らせ致します。
【お申込の際の注意事項】
■上記記載のURLより、必要事項をご入力の上、申込みのお手続きをお願いします。
■お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします。
■お申込内容は、Payventより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます。メールが届かない場合は,「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします。
■参加者による、セミナーの静止画/動画撮影、録音は禁止です。「レコーディング」ボタンで録音することは法律で禁止されています。
■ 当日の発表の音声、スライドの著作権は発表者に帰属します。
※当日ご参加に必要なもの
■視聴用のパソコン*必須
■ スピーカーとマイク(質問をする際に必要となります)
■ 有線または無線ブロードバンドのインターネット接続*必須
必ず前日までに機材の事前準備と動作確認をした上でご参加下さい。
■ Zoomで参加の際には,参加者氏名,会社名(勤務先名,学校名)を表示いただきます。
【聴講料の支払いについて】
■聴講料については、必ず2月11日(火)までに決済をお願いします。決済が確認出来た方には視聴用のURLと教材を、開催日前日の午前中までにお知らせいたします。
■聴講料のお支払いには、クレジットカード(Apple pay、Google pay含む)・銀行振込のいずれかがお使いいただけます。
■銀行振込の際の振込手数料は、各自でご負担いただきます。予めご了承ください。また、振込先の口座は申し込みごとに異なり、他の申し込みとまとめてのお支払いは出来かねます。
■銀行振込でのお支払期限は、原則としてお申し込みから3日以内です。ご入金が確認出来ない場合、こちらでキャンセル処理をさせていただきますのでご了承ください。
■お申込内容は、Payventより配信されるお申し込み完了メールからご確認いただけます。メールが届かない場合は、「payvent.net」からのメールを許可するように受信設定をお願いします。
■原則として、お支払い完了後はキャンセルのお申し出があってもご返金できませんので何卒ご了承ください。
【領収書について】
■領収書のお宛名には参加者の氏名が自動で記載されます。ご所属先を宛名に追加する場合は申込フォームの”領収書のお宛名”欄に記載をお願い致します。(こちらに氏名を入力しますと、宛名に氏名が重複しますのでご注意ください)
■領収書はPayventからのお支払い完了メールに記載されているURLよりダウンロードいただけます。
【問合せ先】
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人 日本機械学会 交通・物流部門(担当職員 中嶋)
電話:03-4335-7614 E-mail:y.nakajima@jsme.or.jp