「機械の日・機械週間」記念行事 (夢の実現,未来の機械技術)
(後援)大阪府教育委員会,大阪市教育委員会
【開催日】
2013年8月3日(土)13:00~17:40
【趣旨】
日本機械学会は,“機械”の意義や役割を広く社会と共に考え,人間と機械のふさわしい関係を模索するため,産官学の関係各方面と協力して,記念日と記念週間を制定して各種の事業を企画開催することにし,七夕の中暦にあたる8月7日を「機械の日」,8月1~7日を「機械週間」(メカウィーク)として制定することを決定しました.
関西支部ではその記念行事として,機械工学の面白さを伝える夢に溢れたプロジェクトの講演会を企画しました.平行してスーパーサイエンスハイスクールの活動紹介の場を設け,21世紀の科学技術を担う若い人達と機械技術者とのコミュニケーションの場を提供します.理科好きの高校生,機械工学を学ぶ大学生,大学院生,現役の機械技術者,夢を持った多くの人達の参加を期待します.
【内容】
1.講演の部
はじめに13:00~13:05 支部長挨拶
講演1/13:05~13:45「鳥の眼になって飛行しようー知能を持ったマルチロータヘリコプター」
千葉大学副学長・大学院工学研究科教授 野波健蔵
6枚のプロペラによって飛行するマルチロータヘリコプターは離陸から着陸まで完全自律型飛行が可能である.障害物も回避して狭い場所にも着陸できる機能を持っており,人工知能を持ったヘリコプターである.さらに,ヘッドマウントディスプレーを装着するとヘリコプター搭載のカメラを自在に制御できるため,カメラ操縦者があたかも鳥になって自分が飛行しているかのような気分を味わうことができ,素晴らしい体験ができるヘリコプターである.
講演2/13:45~14:25「宇宙戦艦ヤマト2199の発進シーンを建設的に解説する」
前田建設工業株式会社 総合企画部 広報グループ長 岩坂照之
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」の中でも有名な見せ場の一つ,地中に半分埋もれたヤマトが地球から発進するシーン・・・それを本当に実現させるとしたら建設会社はいったいどのような工事を行わなければならないのかを,楽しく真面目にお話しさせていただきます.
講演3/16:00~16:40「欲しかったあの飛行機,作ってみた」
メディアアーティスト 八谷和彦
アニメーションやSFマンガの中に出てくる飛行機に乗ってみたいなぁ,とは誰もが思うことですが,本当に乗れるものとして実現するにはどのようにやればよいのか,そのへんをお話ししてみたいと思います.
講演4/16:40~17:20「太陽系探査に挑む―小惑星探査機「はやぶさ」を越えて―」
JAXA宇宙科学研究所 副所長・教授 藤井孝蔵
早いもので,この6月で小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還してからちょうど3年になる.ここでは,改めて探査機「はやぶさ」の軌跡を振り返った後,はやぶさの意思を継ぐ数ある挑戦的なミッションから,すでに飛翔に成功した宇宙ヨット「IKAROS」,5月に大気球による高高度フライト試験を予定している火星探査航空機の2つを取り上げ,背景となる技術困難とともに夢を追う研究の楽しさを話してみたい.
講評と表彰/17:20~17:40 副支部長
定員:250名 会場:大阪国際会議場10階1009会議室 参加対象:中高大学生,社会人,理系科目の中学高校教員
2.ポスターセッションの部
14:30-15:50
関西地区スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の物理系研究活動の紹介
会場 大阪国際会議場10階1008会議室
【申込締切】
2013年7月26日(金)(申込み多数の場合は抽選で参加者を決めさせて頂きます.)