第3回法工学・環境工学連携セミナー(日本機械学会分野連携企画)
開催日: 2023年7月26日(水)10:30~12:00
開催形態:ハイブリッド開催
くにびきメッセ 国際会議場(島根県松江市)/オンライン(Zoom)
企 画: 環境工学部門,法工学専門会議
幹 事: 環境工学部門第一技術委員会
(オンライン参加者の方へ)時間になりましたらPeatixの本イベント視聴ページにリンクしたZoomのURLよりご視聴いただけます.
必ず前日までに通信環境や必要機材の準備・確認をした上でご参加ください.
趣 旨:
法工学とは安全・安心な社会のために法律と技術をつなぐ学問領域である.一方,環境工学とは地球規模から産業・生活空間までの幅広い環境問題について,その解決のためにエンジニアリングの観点から有益な情報を提供する学問領域である.工学(環境工学)の分野において法律が関わる事項は特に実社会において多方面に及ぶが,法律の専門家の多くは工学に対する知識が少なく,また,工学の専門家には法律の知識が乏しい。このような現状で法工学が果たす役割は現時点でも,さらに将来に向けても非常に大きいものがあると考えられる。
将来の近距離移動手段としての無人で運行される新交通システムは現在も複数の路線で運行されている。また自動運転自動車は現在自動車会社・IT企業を中心に研究が進められ,近い将来には,運転者不在の自動運転が実現されようとしている。ドローンによる荷物搬送も実用化が見えてきている。このような自動運転による機械が身近になったときの問題点について法律・工学の両面から検討しておくことは非常に重要な課題であると考える。
今回の法工学連携セミナーでは自動運航される電動垂直離着陸機(eVTOL)が身近な交通手段となる場合を想定し,離着陸時,航路運行時の騒音問題について環境工学分野の研究者・エンジニアと法律の専門家で議論を深め,法工学の観点から課題を見出すことを目的として公開討論を実施する。
内 容:
本セミナーでは,まず法工学とはどのような学問分野であるかを法工学部門から概説する。環境工学部門からは今回の趣旨であるeVTOLが身近な交通手段となる場合を想定し,離着陸時,航路運行時の騒音問題について課題を整理し,それを受けて再度法工学の立場からeVTOLの実現へ向けて必要となる法体系について確認する。その後出席者を含めて議論を深め,法工学の観点から課題を見出すことを目標とする。
プログラム:
10:30 開会挨拶
10:35 法工学という学問分野について
近藤惠嗣 弁護士,福田・近藤法律事務所
10:55 環境工学部門第一技術委員会「eVTOLの紹介および運航時に想定される騒音問題について」
雉本信哉 教授,九州大学大学院
11:15 法工学部門から上記を受けて解説
近藤惠嗣 弁護士,福田・近藤法律事務所
11:30 総合討論
11:55 閉会挨拶
定 員:150名程度
参加費:無料
申込先:
Peatix(ピーティックス)にて受付します.詳細は下記URLよりご確認の上,1名様ずつお申込みください.
※第33回環境工学総合シンポジウム2023および国際会議IWEE2023ご参加予定で,現地で本セミナーを聴講される方は申込不要です.お時間になりましたら会場にお越しください.
申込締切日:2023年7月21日(金)