一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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VE/VRを用いた設計・開発・ものづくりの新しい検討手法の紹介

2023年12月12日 - 2023年12月12日 | 設計工学・システム部門ハイブリッド開催若手CP対象講習会No.23-117

若手会員のための資格継続キャンペーン対象講習会

【開催日時】
2023年 12月12日(火) 13:00~17:30

【開催形態】
ハイブリッド開催(日本機械学会会議室 / Zoom ミーティング)
◆参加費のご入金が確認出来た方には,開催3日前を目途に、ZoomミーティングIDとパスワード・当日用資料について,お申し込み時のメールアドレス宛へご連絡します.

【協賛】
自動車技術会,精密工学会,日本設計工学会,日本計算工学会,日本シミュレーション学会

【趣旨】
Industry 4.0,IoT等のDigitalを用いたビジネスの動きや新しい開発/ものづくりの話題が毎日,聞こえてくる昨今です.それに関連として「距離/時間/要素を同一の場」で共有検討できる共通の3Dデータ環境としてVE(Virtual Engineering)が注目を集め,加速展開しております.2020年5月に経産省より発表された“ものづくり白書”に「我が国の製造業では3Dによる設計が未だに普及しておらず,バーチャル・エンジニアリングの体制が整っていない.不確実性が高まり,製造業のダイナミック・ケイパビリティの重要性が増している中で,このバーチャル・エンジニアリング環境の遅れは,我が国製造業のアキレス腱となりかねないと言っても過言ではない.」と記述されています.機械学会 設計工学システム(D&S)部門では2013年以来,CAD/CAM/CAE/PLM/Data流を駆使する“VEとVR(Virtual Reality)の動向と活用検討”を講習会で,紹介して来ました.11回目となり,10年を1期と見ると既に第2期に入った本年度も,3Dデータ活用のVE/VRポテンシャル最新状況の説明を行うとともに,今後の動向についての指針の一部を示す予定です.
参 考 : 日本機械学会技術と社会部門ニュースレターより
世界の図面変革に遅れる日本の状況と「空気を読む」習慣https://www.jsme.or.jp/tsd/news/newsletter47/47no05.pdf
日立総研レポートより
バーチャルエンジニアリングのもたらす産業革新
https://www.hitachi-hri.com/journal/__icsFiles/afieldfile/2022/11/17/Vol17-2-3.pdf

【プログラム】

司会:(国研)理化学研究所 内田孝尚

13:00~14:00 「VR からメタバースへ」

東京大学名誉教授 廣瀬通孝

内容:メタバースをはじめとするリアルとバーチャルの境界領域に存在する一連の技術群が今後ひきおこすであろう社会変革は,いわゆるインダストリー4.0 の概念よりもずっと広汎なものである.本講演では メタバースの現状と将来についてまとめた上で,機械工学を中心とする産業構造の在り方や方向性について,具体的事例を交えて考えてみたい.

14:00~15:00 「バーチャル環境における空間認知と生体反応」

東海大学 サイエンス・エンジニアリングカレッジ プロボスト 濱本和彦

内容:人が無意識に行っている環境内での行動,例えば「手を伸ばしてモノを掴む」
「上体をひねって隙間を通る」「足を上げて障害物を避ける」などは,環境と身体の相互作用で生じる「生態学的認識(または認知)」と呼ばれる.
デジタルツインをトレーニングなどに活用する際にはバーチャル環境内で現実環境と同じ「生態学的認識」が得られることが重要である.
本講演では,バーチャル環境と現実環境における生態学的認識の違い,それを同等とするための考え方について報告する.併せてVR酔いに代表されるバーチャル環境内での生体反応についても述べる.

休憩 15:00~15:05

15:05~15:35 「デジタルツインによるプレス・ホワイトボディエンジニアリングのプロセス改革と海外と日本の新技術適用の違い」

オートフォームジャパン株式会社 代表取締役社長 鈴木 渉

内容:自動車業界は100年に1度の変革期と言われる.このような大きな変化は脅威として捉えられることが多いが,新たな成長の機会としなければ生き残ることができない.競争に打ち勝つためには他社に先んじて変化に挑戦し競争力を獲得する必要がある.成形シミュレーションを核としたデジタルツインの適用により業務プロセス全体の改革で全体リードタイム,コスト削減によるあらたな利益創出について紹介する.さらに,プロセス変革に対する海外と日本のプロセスの差異についての考察を通じ日本のデジタル化の遅れについての問題提起をしたい.

15:35~16:00 「バーチャルモデルを用いたモノづくりとそれを支えるデジタルルール基盤」

(国研)理化学研究所 研究嘱託 内田孝尚

内容:新しい開発/ものづくりの動きは今から20年ほど前,大きく舵を切っていたと思われます.その動きは全世界的に,3D/Digital/Virtualを用いた新しい設計/開発/ものづくり環境への移行に繋りました.営業,ユーザーも含めた開発者達が「思考と状況」を共通活用出来る「距離/時間/要素を同一の場」としたVE(Virtual Engineering)環境の加速展開が進み,ポテンシャルの高い製品アウトプットが始まった.そのデジタルデータの保証,改ざん防止のためのルール,規格,商法等の基盤が進んでいる.2025年法律成立を目指しているDPP(Digital Product Passport)も含めて,世界の動きを説明したい.

休憩 16:00-16:05

16:05~17:15 「自動車会社を中心とするXR(VR, AR, MR,・・・・)を用いた開発・モノづくりの状況」

Eplan代表取締役 井形哲三

自動車会社関連講演 西川 活

内容:2013年,キーユーザーミーティングと称し,市販VRを活用し,設計,ものづくりを行っている会社6社(自動車:3社,電機メーカー:1社,オフィス用品/内装設計会社:1社)が集まり,情報交換を目的としたコンファレンスを日本で開催した.その後,そのキーユーザーミーティングと当該講習会で講演された自動車会社を中心に2018年以降,XR(VR, AR, MR,・・・・)を使ったモノづくりと開発での評価の進化と課題に対し,各社協調領域での課題解決対応と情報共有のための情報交換会を行われていた.その情報交換会であげられた「評価技術例」と「課題とその対応内容」の一部を報告したい.

17:15~17:30 「本日のWrap Up」

(国研)理化学研究所 内田孝尚

内容:質疑応答&まとめ

【定員】
現地15名,オンライン定員無し.
現地参加の希望は先着順とさせていただきます.

【参加費(税込)】
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般10,000円,
大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生5,000円,
会員外15,000円,一般学生7,500円.

◆大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
◆特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際、「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
◆「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,以下の担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人日本機械学会 設計工学・システム部門担当 秋山宛
◆協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「会員番号」に協賛団体会員番号,「通信欄」に協賛団体名をご記入ください.

【教材】
上記参加費には教材1部(DL版)代金を含みます.なお教材(DL版)のみご希望の方は,行事終了後,1部につき会員2,000円,会員外(協賛団体会員含む)3,000円(いずれも税込み価格)にて頒布いたします.ご希望される方は12/19以降に下記ページよりご購入下さい.
https://www.jsme.or.jp/publication/event-pub/

【申込締切】
12月6日(水)
◆コンビニ/ATMでのお支払期限は,お申し込みから3日以内です。申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります.
◆コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は,上記参加費とは別に1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
◆原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.

【申込方法及び注意事項】
Peatixより受付

URL: https://jsme23-117.peatix.com

◆はじめてPeatixを利用される方は,お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)していただく必要がございます.(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません.)
◆本ページにある「チケットを申し込む」をクリックし,必要事項をご入力の上,お支払いのお手続きをお願いします.
◆お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします.
◆参加費のお支払いには,クレジットカード・コンビニ・ATMのいずれかがお使いいただけます.
決済種別に関する詳細はこちらを,お支払い方法についてはこちらをご覧ください.
◆お申込内容は,PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます.メールが届かない場合は,「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします.
◆コメント欄およびメッセージ機能でのご連絡には返信できかねますので,下記の問い合わせ先に直接ご連絡ください.

【領収書】
◆Peatixより発行される領収データを領収書としてお使いください.領収書は、Peatixアカウントへのログイン時に表示されるチケット画面もしくはお申し込み詳細メールからご取得いただけます.取得方法等の詳細はこちらをご確認ください.
インボイス対応の領収書希望される場合,本会HP「よくある質問」の「お支払い等ー財務グループ編」→「領収書の修正(再発行)を希望します」をご参照ください.
https://www.jsme.or.jp/member/question/#reciept_md

【問い合わせ先】
設計工学・システム部門担当 秋山 宗一郎/TEL:03-4335-7616/E-mail: akiyama@jsme.or.jp

会場
日本機械学会会議室
会場URL
https://www.jsme.or.jp/about/about-jsme/access/
申込締切
2023年12月06日

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