よくわかる粘弾性力学(設計・生産技術者のための基礎講座)
2022年8月30日 - 2022年8月30日 | 材料力学部門オンライン開催基礎設計技術-基礎講習会主催No.22-57
お知らせ
2022/8/18 参加登録頂いたすべての方へ,講習会の教材を郵送いたしました.届いていない方がいらっしゃいましたら,担当 篠原(t.shinohara@jsme.or.jp)までご連絡をお願い申し上げます.
2022/8/2 参加登録頂いたすべての方へ,講習会Zoom URL,教材送付先,行事アンケートに関する案内メールを送付いたしました.届いていない方がいらっしゃいましたら,担当 篠原(t.shinohara@jsme.or.jp)までご連絡をお願い申し上げます.
2022/8/1 参加登録頂いた方へ,準備ができ次第,講習会参加案内メールを送付いたします.しばらくお待ち下さいますようお願いいたします.
2022/8/1 申し込み受付を終了しました.
No. 22-57 講習会「よくわかる粘弾性力学(設計・生産技術者のための基礎講座)」
(材料力学部門企画)
本講習会はZoomを利用してオンラインで開催いたします。
開催日 2022年8月30日(火)
会 場 オンライン開催
趣 旨 プラスチックなどの高分子材料の力学的特性や挙動は金属材料と異なり,変形速度や温度に依存して著しく変化することが知られています.例えば,低い温度では,一定負荷に対して金属の場合と同様に負荷に応じた変形が生じる,いわゆる弾性的な挙動を示したとしても,温度が上がると時間の経過とともに変形が進行するクリープ現象が現れます.この,いわゆる粘弾性材料の力学特性や挙動は,プラスチックだけではなく,それを母材とする繊維強化複合材料の他,ゴム,アスファルト,ガラスなどにおいても見られます.したがって,エンジニアにとって,このような粘弾性挙動を示す材料を使用するためには粘弾性力学の知識が必要不可欠なものであると言えます.
本講習会では,粘弾性力学の基礎から,特性係数の測定方法,計測原理から計測方法までについて解説します.講師は現役の大学教員で材料力学関連科目を担当している方々です.大学の講義ほど十分な時間は取れませんので,この講習会がこの分野の学問を勉強するためのきっかけ(導入)となるように配慮しました.この分野の業務に携わっている技術者・研究者の方々はもちろん,学生の方々,粘弾性力学に関心のある方々の参加をお待ちしています.
題目・講師 (司会 尾崎 伸吾)
10.00-10.50/(1)粘弾性力学に関する基礎事項
線形粘弾性力学を理解するための基礎事項として,時間と温度に依存する力学挙動やそれらを表現する特性係数について説明する.
青山学院大学理工学部 教授 米山 聡
11.00-11.50/(2)線形粘弾性力学の基礎(1)
線形粘弾性力学おける支配方程式について述べ,対応則を用いた応力解析方法,有限要素法を用いた応力解析方法について説明する.
青山学院大学理工学部 教授 米山 聡
13.00-13.50/(3)線形粘弾性力学の基礎(2)
粘弾性材料特性を評価するための試験方法や得られた特性係数の表現方法,さらにそれら特性係数の内部変換方法について説明する.
青山学院大学理工学部 教授 米山 聡
14.00-15.10/(4)粘弾性試験方法と時間-温度換算則
クリープ試験などの粘弾性試験方法および粘弾性試験結果と高分子物性の関係、そして時間-温度換算則の適用方法について説明する。
埼玉大学理工学研究科 教授 坂井建宣
15.20-16.30/(5)粘弾性挙動に影響を及ぼす諸特性
粘弾性挙動に影響を及ぼす高分子の特性(結晶性・ガラス転移温度など)について説明する。
埼玉大学理工学研究科 教授 坂井建宣
定 員 60名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.
教材のみご希望の方には、1冊につき会員2,000円、会員外3,000円(いずれも税込金額)にて残部のある限り頒布致します。講習会終了後発送致します。教材は下記ウェブサイトで紹介しているオンラインショップにて予約を受付致します。