宇宙工学講座「宇宙機器の衝撃試験を学べる入門講座」
No. 22-134 宇宙工学講座「宇宙機器の衝撃試験を学べる入門講座」
◆主 催◆
日本機械学会 宇宙工学部門
◆協 力◆
株式会社空宙技研,宇宙衝撃技術研究会
◆開催日時◆
2022年12月21日(水)15:00-17:00
◆会 場◆
東京都市大学 世田谷キャンパス 五島メモリアルホール(3号館4階)
〒158-8557 東京都世田谷区玉堤1丁目28−1
交通アクセス:https://www.tcu.ac.jp/access/
世田谷キャンパスマップ:
https://www.tcu.ac.jp/campuslife/introduction/setagayacampus/
◆趣 旨◆
人工衛星や宇宙探査機等の宇宙機システムは打上げ時に様々な分離解放イベントに遭遇する.例えば,固体ロケット,1段ロケット,2段ロケットの分離,フェアリングの分離,宇宙機のロケットからの放出,太陽電池パドルや展開アンテナの解放等が代表的なものである.これらの分離解放イベントは保持解放機構と呼ばれるアクチュエータ(火工品を含む)を用いて行われ,解放時には高加速度の衝撃が発生する.そこで,宇宙機搭載機器の衝撃耐性を確認するため,打ち上げ前に衝撃試験が行われる.
今回の講座では,宇宙機器の衝撃試験の種類や衝撃環境を規定する衝撃応答スペクトラムについて概説するとともに,打撃式衝撃試験のデモンストレーションを通して試験現場における課題や注意すべき点等について紹介する.その後,東京都市大学宇宙システム研究室のラボツアーを行い,展開宇宙構造物,水/液体窒素ロケットならびに宇宙における帯電現象に係る最新の研究状況について紹介する.
◆モデレータ◆
波多 英寛
熊本大学 大学院先端科学研究部 助教 (株式会社 空宙技研 代表取締役)
岩佐 貴史
大阪公立大学 大学院工学研究科 航空宇宙海洋専攻 航空宇宙工学分野 教授
宮坂 明弘
東京都市大学 大学院総合理工学研究科 機械専攻 機械システム工学領域 教授
渡邉 力夫
東京都市大学 大学院総合理工学研究科 機械専攻 機械システム工学領域 准教授
◆プログラム◆
15:00-15:10 受付
15:10-15:40 宇宙機器の衝撃試験について
・衝撃試験の背景と概要
・衝撃応答スペクトルとは
・質疑応答
15:40-15:45 休憩
15:45-16:35 打撃式衝撃試験の実施方法について
・衝撃試験実施時の注意点
・打撃式衝撃試験のデモンストレーション
・質疑応答
16:35-16:40 休憩
16:40-17:00 宇宙システム研究室(宮坂・渡邉研究室)のラボツアー
・展開宇宙構造物
・水/液体窒素ロケット
・宇宙における帯電現象
・質疑応答
◆定 員◆
20 名 (会員外の方も応募可能ですが,申込締切時点で応募者多数の場合,日本機械学会会員から優先的に参加を受け付け先着順とします.)
◆申込〆切◆
2022年12月14日(水)12:00
※12月14日(水)17時までに全お申込者に対して参加の可否をemailでご連絡差し上げます。
◆対 象◆
宇宙機器開発に携わるエンジニア,大学学部生,大学院生