講習会「プログラミングで学ぶ熱物性推算 -発展編-」
2022年12月19日 - 2022年12月19日 | 環境工学部門オンライン開催計算力学-応用講習会主催No.22-133
◆開催日時:2022年12月19日(月)10:00~16:50
◆オンライン開催(Zoom Meeting)
(参加者の方へ)時間になりましたらPeatixの本イベント視聴ページにリンクしたZoomのURLよりご視聴いただけます.資料も同ページ内に,開催3日前までにアップロード予定です.
必ず前日までに通信環境や必要機材の準備・確認をした上でご参加ください.
◆趣旨:熱・エネルギーシステムや流体機械など様々な機械工学分野において,正確な流体の物性値が必要となる場面は多々あります.これらを提供する熱物性計算ライブラリを,より高速かつ効率的に活用するテクニックは,業務や研究においてますます重要となるでしょう.そのためには,状態方程式等の理論的な背景と,実際に内部で行われている計算処理の概略を理解することが求められます.本講習会では,基礎編(https://www.jsme.or.jp/event/22-94/)を受講済み,または同程度の経験をお持ちの方を対象に,プログラミングにおけるREFPROPの効果的な使い方,2成分以上の混合系の熱物性計算方法,ならびにそれらの実用例までを実習することで,様々な応用が可能な実践的な知識を身に着けていただくことを目指します.
◆習得できる知識:
・汎用状態方程式およびヘルムホルツ型状態方程式による混合系の平衡計算における理論的背景
・物性計算ライブラリ(REFPROP)の様々なAPIを効果的に使う方法
・Pythonを用いた熱物性計算やグラフ表示のための実践的なテクニック
・熱工学における応用方法
◆受講のめやす
・Pythonを使ったことがある
・REFPROP等の熱物性計算プログラムを利用している
※Python,REFPROPが全く初めての方の受講も可能ですが,初学者にはまず基礎編の受講をお勧めいたします.
◆プログラム:
10:00~12:00(プログラミング)
基礎編の復習,Python・REFPROPの計算方法および例題によるコーディング実習
13:00~14:40(混合系 前編)
汎用状態方程式および異種分子間相互作用パラメータを用いた混合系の計算(講義および演習)
15:00~16:50(混合系 後編)
ヘルムホルツ型状態方程式に用いられる混合則の理論背景とREFPROP/Pythonによる計算(講義および演習)
◆講師: 産業技術総合研究所 粥川洋平・九州産業大学 赤坂亮
◆諸注意:
原則として,プログラミング言語:Python3(無償),開発環境:Visual Studio Code(無償),熱物性計算プログラム:REFPROP(有償版)を使用します.講習に先立ってこれらのインストール方法等の説明資料およびサンプルコードを事前配布します.
開発環境は他のものでも構いませんが,使用方法についてのサポートはできません.熱物性計算プログラムはREFPROPがインストールされていることが望ましいです.無償版のmini-REFPROPまたはCoolPropでの計算方法も紹介しますが,本講習の全てには対応できません.
◆定員:50名