見学会「プラズマを利用した省エネルギー・クリーンガラス溶解炉システム実証設備」
◆企画:日本機械学会 環境工学部門
◆協賛:静電気学会関西支部
◆開催日時:2022年11月30日(水)13:30~16:00(13:00より受付開始)
◆見学先:日本山村硝子株式会社 東京工場(神奈川県相模原市緑区大山町3-45,JR・京王電鉄 橋本駅 徒歩20分,タクシー10分)
※現地参加先着30名様まで.オンラインでのご参加も可能です.
◆趣旨:日本山村硝子株式会社東京工場にて,「クリーン・省エネルギーガラス溶解炉開発 第3回研究集会(設備見学会)」を開催します。見学設備はNEDO戦略的省エネルギー技術革新プログラム「プラズマ複合排ガス処理によるガラス溶解炉の省エネルギー化技術の開発」で導入したガラス溶解炉排ガスの同時脱硫脱硝設備になります。(https://osaka.ehoh.net/plasma/glass/)
ここで応用されている,プラズマ複合処理は重油や都市ガスの化石燃料の燃焼を行うガラス製造プロセスへの組込が可能であり,NOxやCO2排出を抑制・削減します。実用化開発テーマである省エネルギー/省CO2/省NOxガラス溶解技術開発では,ガラス溶解炉の燃焼エネルギーとNOxが燃焼空気比に関係することから,実機でのNOx低減条件開発を比較検証することで,実機NOx低減・省エネ運転で効果を実証する一連の開発を行いました。また,プラズマ複合処理技術研究開発等では,オゾン注入ノズルを開発し,反応効率の向上や,オゾン発生装置の精密制御によってプロセス全体の省エネ化も同時に目指しました。脱硝,脱硫,集塵の同時処理を最終目標に据えた研究開発を行い,CO2の排出削減あるいは革新的燃費向上を図ることを最重要ターゲットとした研究開発を行いました。
本研究設備は日本山村硝子株式会社と大阪公立大学が共同で開発したもので,これを紹介することで,学内外の技術者や研究者から今後の研究開発に役立つ意見等をいただくことができ,組織の枠を超えた技術の発展につなげることができるのではないかと考えています。さらには通常は見ることのできないガラスびん製造のためのガラス溶解炉の稼働の様子を見学(予定)します。皆様の積極的なご参加をお願い申し上げます。
◆見学行程(予定):
2022年11月30日(水)
13:00-13:20 日本山村硝子株式会社 東京工場 正門集合
13:30-13:35 開会あいさつ
13:35-13:55 「日本山村硝子株式会社東京工場について」:辻 良太(日本山村硝子(株)環境室室長)
13:55-14:15 「省エネルギー・クリーンガラス溶解炉システムについて」:山本 柱(日本山村硝子(株)環境室副参事)
14:15-14:30 質疑応答・見学準備
14:30-15:30 省エネルギー・クリーンガラス溶解炉システムの見学
15:30-15:45 質疑応答
16:00 閉会,解散
◆その他:
- 当日は見学しやすい服装(多少汚れても構わない服装・スニーカ等の履きなれた靴)でご参加下さい。(ハイヒール・サンダルは不可)
- 見学の内容が一部変更になる可能性がございます。また、交通事情等により見学工程の時間等が変更になる可能性がありますが、あらかじめご了承下さい。
- お申込時に入力いただいた氏名・会社名・部署・役職の情報は、事前に本会より見学先に提出いたしますので、ご了承の上、お申し込みください。
- 新型コロナウィルス感染症の状況により、本見学会は中止となる可能性があります。
日本山村硝子株式会社 東京工場 1号炉と環境設備