VE/VRを用いた設計・開発・ものづくりの新しい検討手法の紹介
2022年12月22日 - 2022年12月22日 | 設計工学・システム部門オンライン開催特別講演会設計技術-基礎主催No.22-122
【開催日時】
2022年12月22日(木) 13:00~17:00
【開催形態】
オンライン開催(Zoom ミーティングを利用)
◆参加費のご入金が確認出来た方には,開催3日前を目途に、ZoomミーティングIDとパスワード・当日用資料について,お申し込み時のメールアドレス宛へご連絡します.
【協賛】
自動車技術会,精密工学会,日本設計工学会,日本計算工学会,日本シミュレーション学会
【趣旨】
Industry 4.0,IoT等のDigitalを用いたビジネスの動きや新しい開発/ものづくりの話題が毎日,聞こえてくる昨今です.それに関連として「距離/時間/要素を同一の場」で共有検討できる共通の3Dデータ環境としてVE(Virtual Engineering)が注目を集め,加速展開しております.2020年5月に経産省より発表された“ものづくり白書”に「我が国の製造業では3Dによる設計が未だに普及しておらず,バーチャル・エンジニアリングの体制が整っていない.不確実性が高まり,製造業のダイナミック・ケイパビリティの重要性が増している中で,このバーチャル・エンジニアリング環境の遅れは,我が国製造業のアキレス腱となりかねないと言っても過言ではない.」と記述されています.機械学会 設計工学・システム(D&S)部門では2013年以来,CAD/CAM/CAE/PLM/Data流を駆使する“VEとVR(Virtual Reality)の動向と活用検討”を講習会で紹介して来ました.10回目となった本年度も,3Dデータ活用のVE/VRポテンシャル最新状況の説明を行うとともに,今後の動向についての指針の一部を示す予定です.
【プログラム】
司会:(国研)理化学研究所 内田孝尚
13:00~14:00 「新時代のものづくりとVR」
東京大学名誉教授 廣瀬通孝
内容:VRをはじめとするリアルとバーチャルの境界領域に存在する一連の技術群が今後ひきおこすであろう社会変革は,いわゆるインダストリー4.0の概念よりもずっと広汎なものである.本講演ではVR技術の現状と将来についてまとめた上で,新しい産業構造の在り方や方向性について,具体的事例を交えて考えてみたい.
また,3D構想設計を可能にする最新ソフトウェアをHUBとした構想設計のエコシステムの在り方を紹介する.
14:00~14:40 「電気設計からみた繋がる製造プロセスの構築とVE/VRのこれからの運用についての提案」
Eplan代表取締役 井形哲三
内容:インダストリー4.0の効果で繋がる仕組みが注目されている。電気設計者は何故日本では孤立しているのか?何故3D化(VR化)してメカトロニクスまで発展できていないのかをドイツの事例を紹介しながら、標準化とデータの再利用を例に説明いたします。
休憩 14:40~14:45
14:45~15:25 「デジタルツイン・スマートエンジニアリングによるプレス金型準備・ホワイトボディ工程のプロセス改革」
オートフォームジャパン株式会社 代表取締役社長 鈴木 渉
内容:自動車業界は100年に1度の変革期と言われる。このような大きな変化は脅威として捉えられることが多いが、新たな成長の機会としなければ生き残ることができない。競争に打ち勝つためには他社に先んじて変化に挑戦し競争力を獲得する必要がある。成形シミュレーションを核としたデジタルツイン・スマートエンジニアリングの適用により業務プロセス全体の改革で全体リードタイム、コスト削減によるあらたな利益創出について紹介する。
15:25~16:05 「世界のバーチャルエンジニアリングの実態と日本の課題」
(国研)理化学研究所 研究嘱託 内田孝尚
内容:新しい開発/ものづくりの動きは今から20年ほど前、大きく舵を切っていたと思われます.その動きは全世界的に、3D/Digital/Virtualを用いた新しい設計/開発/ものづくり環境への移行に繋りました.営業、ユーザーも含めた開発者達が「思考と状況」を共通活用出来る「距離/時間/要素を同一の場」としたVE(Virtual Engineering)環境の加速展開が進み、ポテンシャルの高い製品アウトプットが始まった.その基本はデジタルデータを用いた各分野の連携融合されたエンジニアリングです.バーチャルエンジニアリングの世界の実態を説明する予定です.
休憩 16:05-16:10
16:10~17:10 「VR体験時の視線の動きとVR酔いの関係」
東海大学 サイエンステクノロジーカレッジ プロボスト 濱本和彦
内容:VR体験時に注視対象を注視することでVR酔いを低減できることが知られているが、注視対象の移動やそれに追従する視点の動きとVR酔いの関係は良く分かっていない。一方、最近のHMDでは、視点計測ができる機能を有するものが増えており視線での操作に対応したVRコンテンツも出てきている。
本講演では、HMDによるVR体験時の注視対象の移動と視点の動き、およびVR酔いの関係について検討した内容について報告する。
17:10~17:30 「本日のWrap Up」
(国研)理化学研究所 内田孝尚
内容:質疑応答&まとめ
【定員】
100名
【参加費(税込)】
正員・特別員(行事参加割引コード利用)・協賛団体一般5,000円,
大学院生の会員(正員)・学生員・協賛団体学生2,500円,
会員外7,500円,一般学生3,750円.
◆大学院生の会員(正員)の方は「学生員」を選択し,「通信欄」に所属大学院名,課程・学年をご記入ください.
◆特別員(法人会員)で参加される場合,「行事参加料割引コード」のご利用で参加費は正員価格となります.お申し込みの際、「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
◆「特別員行事参加無料券」のご利用で,参加費は無料となります.「特別員(無料券利用)」としてお申込みの上,以下の担当職員まで「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
一般社団法人日本機械学会 設計工学・システム部門担当 秋山宛
◆協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「会員番号」に協賛団体会員番号,「通信欄」に協賛団体名をご記入ください.
【教材】
上記参加費には教材1部(DL版)代金を含みます.なお教材(DL版)のみご希望の方は,行事終了後,1部につき会員2,000円,会員外(協賛団体会員含む)3,000円(いずれも税込み価格)にて頒布いたします.ご希望される方は1/5以降に下記ページよりご購入下さい.
https://www.jsme.or.jp/publication/event-pub/
【申込締切】
12月15日(木)
◆コンビニ/ATMでのお支払期限は,お申し込みから3日以内です。申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります.
◆コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は,上記参加費とは別に1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.
◆原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.
【申込方法及び注意事項】
Peatixより受付
URL: https://jsme22-122.peatix.com
◆はじめてPeatixを利用される方は,お申込み前にPeatixアカウントを取得(新規登録)していただく必要がございます.(Peatixアプリのダウンロードは必須ではありません。)
◆本ページにある「チケットを申し込む」をクリックし,必要事項をご入力の上,お支払いのお手続きをお願いします.
◆お一人ずつ個人単位でのお申込みをお願いします.
◆参加費のお支払いには,クレジットカード・コンビニ・ATMのいずれかがお使いいただけます.
請求書は発行しません.
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【領収書】
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【問い合わせ先】
設計工学・システム部門担当 秋山 宗一郎/TEL:03-4335-7616/E-mail: akiyama@jsme.or.jp