一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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インデンテーションによる材料特性の高効率同定

2022年10月28日 - 2022年10月28日 | 材料力学部門オンライン開催講習会No.22-104

お知らせ

2022/10/18 参加申込頂いた方へ 講習会教材を発送いたしました.10月24日までに届いていない方は末尾の担当職員までメールにてお知らせください.

2022/10/11 参加申込頂いた方へ 教材の送付先,講習会のZoomURL,アンケートをお知らせするメールを送付いたしました.届いていない方は末尾の担当職員までメールにてお知らせください.

2022/10/4 参加申込頂いた方へ 教材の送付や講習会のZoomURLなどをメールにて追って連絡いたします.しばらくお待ち頂きますようお願いいたします.

2022/10/3 参加申込を締切させて頂きました.

 

No. 22-104 講習会「インデンテーションによる材料特性の高効率同定」
(材料力学部門企画)

本講習会はZoomを利用してオンラインで開催いたします。Zoomの参加URLは,お申込み頂いた方へ10月2日以降にご案内いたします.

開催日 2022年10月28日(金)10:00~16:05

会 場 オンライン開催

趣 旨 インデンテーション試験は,材料中の局所的な機械特性を評価する手法として開発されてきました.今日までに,押込み中の深さおよび荷重を測定して得られる押込み深さ―荷重曲線を用いて,様々な材料特性を評価する手法が提案されています.本試験の特徴として,①試験領域が小さく,②材料の形状に依存しないことが挙げられます.そのため,非破壊検査としての応用が期待できるともに,通常の試験では同定が困難な薄膜など微小領域の特性も評価が可能であります.さらに,材料開発の現場では,同一試験片上に複数回の試験を行うことができることから,従来の試験と比較して時間とコストを大幅に削減できます.現在のところ,インデンテーションによる材料評価は,材料研究の現場では既に簡便・高速な評価手法として役立てられています.
本講習会では,インデンテーション試験によって何が評価でき,どのように材料開発に応用できるかを理解してもらうことを目的とします.そのため,本試験の原理や現状の規格を説明するとともに,弾性や粘弾性,強度などの各種材料特性の評価手法を紹介します.

題目・講師 (司会 尾崎 伸吾)
10.00-11.00/(1)インデンテーション試験の基礎
ISOで規定されたインデンテーション試験による機械特性評価手法について説明する.さらに,現在の汎用計測装置で行われている測定方法や,測定対象の特性によって生じる違い等,インデンテーション試験の現状について簡単に紹介する.
産業技術総合研究所 研究員 田中 幸美

11.10-12.30/(2)弾塑性特性の同定
2圧子法による応力-ひずみ関係の求め方,その際の注意点について紹介する.本手法は,微破壊で弾塑性特性評価が可能であるが,適用限界や微小領域を対象にするが故に生じる誤差要因を把握しておくことが肝要である.
防衛大学校 教授 小笠原 永久

13.30-14.15/(3)ソフトマテリアルの特性同定
材料表面に光学的に透明なプローブを接触させる圧子力学顕微鏡(顕微インデンター)は,ソフトマテリアルが見せる極めて特異な接触変形挙動の「その場観測」を可能とする新しい計装化インデンテーション装置である.表面付着力を有するソフトマテリアルの接触荷重と接触面積の同時計測データを解析し,力学的非線形性や時間依存型変形特性を定量評価する新手法を紹介する.
産業技術総合研究所 主任研究員 宮島 達也

14.15-15.05/(4)マルチスケール力学特性評価
ナノスケールでの押し込み試験では圧子先端のみ丸みの影響により硬さが大きく見積もられる.そこで電解研磨した金属単結晶を標準試料とした硬さを換算した.換算したナノ硬さとマイクロ硬さは統一的に取り扱うことが可能である.このマルチスケール力学特性評価法について説明する.またその応用例として,新たな材料開発の指針の提示,き裂先端のひずみ量評価などについて示す.
物質・材料研究機構 主幹研究員 長島 伸夫

15.15-16.05/(5)微小力学挙動測定による塑性変形の素過程解析
圧入変形による塑性変形開始挙動やその後の塑性ひずみの時間発展について転位論を用いた物理モデルで議論する.また,TEMその場変形解析を用いて,応力―ひずみ応答と転位の動的挙動の関係を考察する.
物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 副拠点長 大村 孝仁

定 員 60名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.

聴講料(税込) 正員15,000円,会員外25,000円,学生員5,000円,一般学生8,000円
いずれも教材1冊分代金を含みます.
※学生員から正員資格へ移行された方は,卒業後3 年間,本会講習会へは学生員価格で参加可能です.申込先フォームの正員資格は「正員(学生員から正員への継続特典対象者)」を選択し,通信欄に卒業年と卒業された学校名をご入力ください.
※ 特別員の資格(正員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.下記申込先フォームの正員資格は「特別員所属 割引コード使用」を選択し,会員番号欄に11桁の「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
※ 「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,チケット種別は「特別員行事無料参加券」を選択してお申込みください.申込完了後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア 2F 日本機械学会 材料力学部門担当 篠原

※コンビニ/ATM払いでのお支払いの際は,1件あたり220円(税込)の手数料をご負担いただきます.

※コンビニ/ATMでのお支払期限は、お申し込みから3日以内です。申込後3日以内にお支払いされなかった場合は自動でキャンセルとなります。

申込方法 Peatixより受付
Peatixの導入についてに記載の注意事項を予めご一読の上,下記より1名ずつお申込みください.

https://jsme22-104.peatix.com/view
※Peatixより発行される領収データを領収書としてお使いください。領収書はPeatixアカウントへログイン時に表示されるチケット画面もしくはお申し込み詳細メールからご取得いただけます。取得方法等の詳細は下記URLをご確認ください。

https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/solutions/articles/44001821741
※ 請求書発行はご対応できかねますので,Peatixでのお支払いをお願いいたします
※ 決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.

※ お申込内容は、PeatixアカウントもしくはPeatixより配信されるお申し込み詳細メールからご確認いただけます。メールが届かない場合は、「peatix.com」からのメールを許可するように受信設定をお願いします。

参加申込締切 2022年10月2日(日)

注意事項
※個人単位でのお申込みとなります。複数人での視聴はご遠慮下さい。
※当日発表の音声,スライドの著作権は発表者に帰属します。
※必要なもの
・視聴用のパソコン *必須
・イヤホンまたはスピーカー(PCに内蔵されているもので構いません。) *必須
・マイク(質問をする際に必要となります。)
・有線または無線ブロードバンドのインターネット接続  *必須
※必ず前日までに機材の事前準備・確認を,事前にZoom(適宜修正)の動作確認をした上でご参加下さい。
(Zoomを利用する場合)
※Zoomの事前テスト方法   以下から各自でご確認下さい。
https://support.zoom.us/hc/ja →ミーティングウェビナー→ 参加と開始

教 材 講習会にお申込みされた方には,開催1週間ほど前に教材を事前に郵送致します。
教材のみご希望の方には、1冊につき会員2,000円、会員外3,000円(いずれも税込金額)にて残部のある限り頒布致します。講習会終了後発送致します。教材は下記ウェブサイトで紹介しているオンラインショップにて予約を受付致します。
https://www.jsme.or.jp/publication/event-pub/

■問い合わせ先 担当職員:篠原 E-mail: t.shinohara[at]jsme.or.jp/ Tel: 03-4335-7612

会場
オンライン開催
申込締切
2022年10月02日

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