連続講習会(全4回)「機械-電気の統合モデルによるモデルベース開発」第4回 物理機能モデルによるモデル化(機械と電気の簡単な事例)
(5/28)講義資料を郵送予定です。
(4/2)※一部講義内容に変更があります
主催:日本機械学会 交通・物流部門
協賛:自動車技術会,システム制御情報学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,日本工学会,日本シミュレーション学会,日本知能情報ファジィ学会,日本フルードパワーシステム学会,日本科学技術連盟,日本計算工学会,日本設計工学会,オープンCAE学会
<連続講習会>全4回
2021年3月5日(金)10:00-17:20第1回 物理機能モデルの概要及び適用事例発表
2021年4月5日(月)10:00-17:00第2回 物理機能モデルの要素モデル(機械と電気の1次要素)
2021年5月10日(月)10:00-17:00第3回 物理機能モデルによるモデル(機械と電気の2次要素)
2021年6月7日(月)10:00-17:00第4回 物理機能モデルによるモデル化 (機械と電気の簡単な事例)
場所:ZOOM
趣旨:近年機械と電気は一体化してより複雑な装置になりつつあります。例えば、電動化、自動運転化の研究は非常に盛んです。電動化、自動運転化の研究では、機械と電気の制御が間違いなく作動することを実機ができる前に確認することが重要です。日本機械学会では、2015年度に部門協議会直属の「自動運転に関する分野横断型分科会」を発足させ、自動運転技術に取り組んできました。様々な技術検討を行い、モデルベース開発という開発技術も検討してきました。本講習会は、その成果の会員および社会への還元の一環として、交通・物流部門が主催して実施するものです。
1980年代から始まった日本的なものづくりは長年の改善活動を通して培われた全社的品質管理や総合的品質開発システムを経て、製品を各組織が順送りする開発体制から組織を横断した同時並行開発へと進み、活動範囲も世界的な規模へと進展してきました。その具体的な手段として開発対象の実体をモデルに置き換えたモデルベース開発に移行しつつあります。その先端をゆく自動車産業では実機試験をモデルで代行する仮想試験や制御対象を実機からモデルに置き換えたHILSやSILSなど開発の下流で行う実機の代用から、最近では開発の上流で行う企画・設計段階への活用を経て営業を含めた顧客のつながりへと広がり、製品開発の在り方も様変わりしてきました。
事前検討に用いる機械-電気の統合モデルの実用的なモデルとして、物理機能モデルがあります。物理機能モデルを実用的にマスターするための連続講習会を開催します。
なお、機械-電気の統合モデルによるモデルベース開発については下記を参照して下さい。
https://www.jsme.or.jp/tld/home/workshop/autonomous_car_site/shuppan.htm
今回の講習会は、第4回 物理機能モデルによるモデル化(機械と電気の簡単な事例)となります。機械-電気の統合モデルの実用的なモデルを聴講できる機会は、本講習会以外では滅多にありません。皆様、是非共、お誘いあわせの上、ご参加ください。
内容は、機械と電気が共有する外延系1次要素と内包系1次要素で組み立てた物理モデルの共振現象と、機能要素を部分線形化する機構モデルについて説明します。従来のモデル化手法において、電気では並列共振と直列共振を使いますが、機械では並列共振を使いますが直列共振については曖昧です。特に、非鉄金属や制振・吸振をあつかうときは直列共振のモデルは重要です。
<連続講習会予定>
全4回 各回定員90名(状況により追加いたします)
2021年3月5日(金)10:00-17:20第1回 物理機能モデルの概要及び適用事例発表
2021年4月5日(月)10:00-17:00第2回 物理機能モデルの要素モデル(機械と電気の1次要素)
2021年5月10日(月)10:00-17:00第3回 物理機能モデルによるモデル(機械と電気の2次要素)
2021年6月7日(月)10:00-17:00第4回 物理機能モデルによるモデル化(機械と電気の簡単な事例)
題目・講師
第4回 物理機能モデルによるモデル化(機械と電気の簡単な事例)
10:00-10:10 日本機械学会「自動運転に関する分野横断型分科会」委員長挨拶
10:10-11:00 1.モデリング技術の未来 高田 博 (東京理科大)
・電気-機械システムの開発技術
・自動運転の開発技術
11:10-12:00 2.機械と電気の共振構造と非線形化 角田 鎮男(CATEC)
・2次要素の並列共振と直列共振、および直並列共振の仕組み
・物理機能モデルの物理特性と物理係数の非線形化と機構モデル
13:00-14:50 3.物理機能モデルと従来手法の連携 田部 洋祐 (日立製作所 研究開発グループ)
・モード解析(モーダルモデル)の並列共振を直列共振に等価変換
・2次要素の要素方程式が包含する運動方程式と変形方程式の関係(4/2更新)
・電動発電機(フレミングの法則)の簡易物理機能モデルの仕組み
などについて、モデル化を進めながら、受講者にはモデルの解釈や式の組み立てなどのグループ実習した結果を発表してもらいます。
15:00-16:50 4.物理機能モデルの非線形化 田部 洋祐 (日立製作所 研究開発グループ)
・流体抵抗(物理モデル)の物理特性を非線形化する機構モデル
・ガスバネモデル(断熱変化)の物理特性を非線形化する機能モデル
などについて、モデル化を進めながら、受講者にはモデルの解釈と式の組み立てなどのグループ実習した結果を発表してもらいます。
16:50-17:00 5.日本機械学会「自動運転に関する分野横断型分科会」幹事挨拶
聴講料(いずれも10%税込)
(第1回のみ)
会員および協賛団体会員16,000円,学生員4,000円
会員外24,000円,一般学生8,000円
※学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,本会講習会への聴講は学生員価格にて参加が可能です.下記申込先フォームの会員資格は「正員(学生員から正員への継続特典対象者)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を記載下さい.いずれも,教材1冊分を含みます.
(第2回以降単回)
会員および協賛団体会員24,000円,学生員6,000円,
会員外36,000円,一般学生12,000円(1回あたり)
(4回セット)
座学講習会全4回をセットで申し込まれる場合はセット料金となります,
会員および協賛団体会員64,000円,学生員16,000円
会員外96,000円,一般学生32,000円
※教材のみの販売はありません.本講習会は講習会参加者に限り,教材の電子ファイルおよびテキスト1冊を提供いたします.
申込方法 イベントペイを利用します。
イベントペイご登録の住所にテキストを郵送いたしますので、部署名や建物名まで詳しく記載してください。
開催日の2週間前までに決済をお願いいたします.これを過ぎますと、開催日までに資料をお手元にお送りできない場合がございます。なお,原則として,決済後はキャンセルのお申し出がありましても返金できませんのでご注意願います.
参加登録のシステム利用料として,上記聴講料とは別に220円(税込)をご負担いただきます.
第2回のみ
https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=6791237415745854&EventCode=9505498371
第3回のみ
https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=6791237415745854&EventCode=7001930025
第4回のみ
https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=6791237415745854&EventCode=1800019516
【注意事項】
※学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,本会講習会への聴講は学生員価格にて参加が可能です.下記申込先フォームの会員資格は「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」に記載ください.
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員」としてお申込みください.「無料参加券を利用する」と「コンビニ決済」を選択して申込完了後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
※協賛団体会員の方は「協賛団体一般」「協賛団体学生」を選択し,「通信欄」に協賛団体名をご記載ください.
問合せ先 日本機械学会 交通・物流部門担当 北島
電話03-4335-7622,FAX03-4335-7618,E-mail:kitajima@jsme.or.jp