オンライン見学会「「日本一おいしい水」ができるまで!名古屋市鍋屋上野浄水場」
◆趣旨:鍋屋上野浄水場は,名古屋市で最初に造られ,1914年9月から給水を開始した.以後数回の拡張を経て現在に至っており,緩速系と急速系の二系統の浄水処理施設がある.薬品を用いる急速ろ過法が主流となった現在,全国的には珍しくなりつつある緩速ろ過池であるが,もともと,緩速ろ過法は,薬品を使わず,生物の浄化作用を活用した浄水処理の原点とも言える処理法で,木曽川水系の良質な原水がなければ採用できない処理法でもある.名古屋市上下水道局では,平成18年より「名水プロジェクト」,平成23年より「日本一おいしい水プロジェクト」を実施するなど,安心・安全でおいしいなごやの水道水の供給に取り組んできており,そのシンボルとして緩速ろ過法を今後も継続するとしている.
本オンライン見学会では,上下水道局職員が浄水場内を歩きながら現地施設の説明等を行なう様子を,Web会議システムによりリアルタイムで参加者に配信することで,リモートで施設見学を体験することができる.また,Web 会議システムを介して質疑応答を行なうことにより,双方向コミュニケーションを図る.全国的にもこれだけ大規模な緩速ろ過法の浄水場は珍しく,また2014年には全面更新した最新鋭の浄水場でもあり,またとない絶好の機会であり,多くの方のご参加をお待ちしている.
◆見学場所:名古屋市上下水道局 鍋屋上野浄水場(名古屋市千種区宮の腰町1-33)
◆プログラム:
13:00 開会
13:05 鍋屋上野浄水場リモートライブツアー
14:10 質疑応答(名古屋市上下水道局)
14:25 総評(長岡裕教授・東京都市大学)
14:30 閉会
◆定員:80名
◆申込・入金期限:2021年12月24日(金)