一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

メニュー

特別講演会「デジタルツインに向けたCAEの可能性」

2022年11月25日 | 北陸信越支部ハイブリッド開催特別講演会

日 時 2022年11月25日(金)15:30~18:00

 

会 場    Zoomを用いたオンライン開催と金沢工業大学扇が丘キャンパス現地開催

 

定 員 オンライン250名,現地会場20名

 

【講演概要】

様々な分野においてCAE(計算機支援工学)解析が広く使われており,工学設計では不可欠な技術となっている.本講演会では,来るべきデジタルツインの時代においてCAEが果たす役割とその可能性について,2名の講師に講演して頂きます.

 

【演題1】 15:30~16:40

題目:デジタルツインの実現を牽引するCAEの役割

講師:松尾裕一(東京理科大学 教授)

概要:デジタルツインと聞くと,直感的にはコンピュータ上に構築された何かモノのデジタルモデルというイメージを持たれる方が多いと思うが,最近はフィジカルとデジタルがリアルタイムに通信し,監視や予測に使うというサイバーフィジカルシステムの活用という姿に変わってきている.本講演では,最近のデジタルツインの概要や実現技術,応用事例について紹介するとともに,デジタルツインの実現を牽引するCAE解析の役割と動向,今後の展望などについて論じる.

 

【演題2】 16:40~17:50

題目:現実とバーチャルを融合するデータ同化技術の活用

講師:菊地亮太(京都大学 助教)

概要:設計開発現場から運用時の診断・保守・制御など,製品ライフサイクルを通して,効率よく設計・予測・制御を一貫して行う技術基盤が求められるようになってきた.現実世界の運用稼働条件とバーチャル空間でのシミュレーションには隔たりが存在する.この隔たりを低減する取り組みとして,現実世界とバーチャル空間を融合するデータ同化には大きな可能性がある.データ同化は計算機支援工学(CAE)で用いられる解析コードの不確実な条件(初期・境界条件、モデルパラメータなど)を計測データに基づき学習することで,CAE解析の精度を向上させ,さらに,統計的なCAEモデル及び計測データの扱いにより,解析の不確定性を定量化・低減する手法である.本講演では,データ同化の基礎から工学分野における適用事例までを紹介する.

 

【参加費】無料(ただし,事前申込が必要)

 

【参加申込】

下記フォームよりお申し込み下さい.申込期限は,現地参加の場合は11月10日(木),オンライン参加の場合は

11月17日(木)  22日(火)です.※延長しました 

後日,登録されたメールアドレスに当日の参加方法をご案内いたします.

https://forms.gle/SirjScaptPiw751J7

 

【注意事項】

講演会の録画、録音および画面キャプチャは禁止します.

講演資料は配付いたしません.

現地参加はコロナの状況により人数の制限等が生じる可能性があります.

 

【問合せ】金沢工業大学工学部航空システム工学科 佐々木大輔

E-mail:dsasaki@neptune.kanazawa-it.ac.jp

TEL:076-274-7822

会場
オンライン(Zoom)+金沢工業大学扇が丘キャンパス

イベント一覧へ