特別講演会「オープンアクセス化が進む学術誌のしくみと研究者としての在り方を考える」
企 画 北陸信越支部
共 催 精密工学会北陸信越支部,日本材料学会北陸信越支部,金沢大学設計製造技術研究所
開催日 2021年12月9日(木)13:30~16:55
会 場 WebExを用いたリアルタイム配信(金沢大学角間キャンパス)
【講演概要】
多くの大学では,Web of Science (WoS)に収載された学術誌へ論文投稿することが推奨され,英語による執筆のため日本語による論文投稿が顕著に減少している.大学教員の業績の1つは掲載論文の質と数であり,WoSでの論文掲載は質を担保するには有用であるが,一方で,国内の研究者・技術者からは日本語でも論文投稿して欲しいとの声も聞こえてくる.産官学の共同研究が推奨されるなか,国内の研究者・技術者はこのジレンマに陥っているのではないだろうか.各学会や学術誌では,日本語論文の「格」を上げるために様々な取り組みを行っているが,論文執筆する研究者・技術者として,社会ニーズや自身のスキルアップを両立できる研究業績の在り方について,今一度,原点に立ち戻って考える必要があるのではないだろうか.本講演では,オープンアクセス化が進む学術誌のしくみやクリエイティブコモンズによる学術誌の転載形態など,急速に変革する学術誌の動向について概説するとともに,パネルディスカッションを通して研究者・技術者としての在り方について議論を深化させる.
【スケジュール】
13:30-13:35 開会挨拶 金沢大学 設計製造技術研究所 教授 浅川 直紀
13:35-14:20 日本の学術誌の現状と未来
元クラリベイト・アナリティクス・ジャパン(株) 棚橋 佳子
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 熊谷 美樹
14:20-14:50 オープンアクセス時代の学術情報流通とCCライセンス
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(NPO法人コモンスフィア)
国際大学グローバルコミュニケーションセンター 教授 渡辺 智暁
14:50 – 15:20 研究者はサイテーションやコモンズとどうつきあうべきか?
京都大学 教授 松原 厚
15:20-15:30 (休憩)
15:30-16:50 パネルディスカッション「急速に変革する学術誌に対応する研究者・技術者の在り方」
モデレータ:金沢大学 設計製造技術研究所 教授 古本達明
16:50-16:55 閉会挨拶 金沢大学 設計製造技術研究所 教授 古本達明
【参加費】無料(ただし、事前申込が必要)
【参加申込】申込みが定員100名に達し次第,締め切ります.お早めの参加申込みをお願いします.
参加申込締切後にミーティングアドレスとパスワードをメールにて御連絡いたします.
所属,氏名,連絡先(メールアドレス)を申込み先までご連絡ください.
【申込締切日】2021年12月6日(月)
【注意事項】 講演会の録画、録音および画面キャプチャは禁止します。
【問合せ・申込先】金沢大学 設計製造技術研究所 E-mail:amti@se.kanazawa-u.ac.jp
TEL:076-264-6457