第7回講演会 「日本における洋上風力発電の実現にむけて」
〔協賛(予定):日本風力エネルギー学会,電気学会東海支部,精密工学会東海支部,自動車技術会中部支部,計測自動制御学会中部支部,日本材料学会東海支部,日本設計工学会中部支部,日本塑性加工学会東海支部〕
開催日: 2021年 11月5日(金) 15:00~17:20
会 場: Zoomによるオンライン講演会(参加登録者に後日、Zoomアドレス等の情報をお送りします)
趣 旨:気候変動問題という喫緊の課題に対して、日本政府が「2050年までにカーボンニュートラル・脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言したことから、今後より積極的に再生可能エネルギーの導入を進める必要があります。中でも大量導入の可能性やコスト低減の余地・経済波及効果の大きさの観点から、日本におけるカーボンニュートラル実現の切り札として洋上風力発電が大いに期待されています。今回は洋上風力発電の専門家をお招きし、洋上風力発電の現状、これを推進する上での技術的・経済的・政策的な課題、プロジェクト研究の状況などをお聞きし、ものづくり産業が盛んな東海地区の機械エンジニアが貢献できることを一緒に考えていきたいと思います。
題目・講師:
15:00~15:05 開会挨拶と講師ご紹介
15:05~16:05 講演Ⅰ『洋上風力発電の現状と動向』
講師:株式会社ウインドエナジーコンサルティング 代表取締役 今村 博 氏
概要:2019年に再エネ海域法が施工され日本でも大規模な洋上風力発電が可能となり、2020年には、国は2040年には3,000~4,500万kWの洋上風力発電導入目標を掲げ、産業界は発電コスト8~9円/kWhを目指すこととなった。洋上風力発電は2050年カーボンニュートラルを実現するための主力電源の一つとして位置付けられている。本講演では、洋上風力の現状と動向、ライフサイクルにおける各段階の概要を、特に風力コンサルの立場から計画時の技術的検討内容について紹介する。
16:05~16:15 休憩
16:15~17:15 講演Ⅱ『機械工学が支える風力発電システム技術』
講師:戸田建設株式会社 戦略事業推進室 浮体式洋上風力発電事業部 担当部長 松信 隆 氏
概要:風力発電は、国の第5次エネルギー基本計画で主力電源の一つとされている。膨大な賦存量を持つもエネルギー密度が低い日本の風資源が活かしきれていない現状もある。人類史上最大の回転機械とも言える風力発電は、主に機械部品で構成され、技術的にも機械工学に大きく依存している。風力発電システムの構成要素と技術課題、産業界の状況を分析し、風力発電を名実共に主力電源とするため、目指すべき方向と機械工学への期待を示す。
17:15~17:20 閉会の挨拶
定 員: 100 名 (先着順)
締 切: 2021年10月17日(日)
参加費: 会員・学生員 無料,会員外 1,000 円(会員外学生 500円)
※協賛団体個人会員の方は無料(要事前申込み)
企画幹事:三重大学 小竹茂夫,三菱電機(株) 井上 宣昭
申込先:東海支部HPからお申込下さい( http://tokai2.jsme.or.jp/PaperMgr.cgi?Cmd=ActiveMeetingList )
問合せ先:〒464-8603 名古屋市千種区不老町 名古屋大学工学部機械工学教室内
日本機械学会東海支部 E-mail:tokaim@jsme.or.jp