【開催延期】イブニングセミナー(第237回) 30歳の潜水調査船“しんかい6500”,そして深海と地球
(技術と社会部門 企画)
開催日: 2020年3月25日(水)18.00~20.00
会 場: 首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス(秋葉原ダイビル12階 1202室)
東京都千代田区外神田1-18-13/電話(03)5294-0250
JR山手線,京浜東北線,総武線「秋葉原駅」より徒歩1分
趣 旨:
技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会との深い関わりの中にあることは明らかである.
われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.
技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ:
2017年に機械遺産の認定を受けた潜水調査船“しんかい2000”完成の8年後,満を持して世界最高性能の潜水調査船“しんかい6500”が1989年(平成元年)に完成しました.
昨年満30歳を迎えた“しんかい6500”は,その間様々な改造・改修を経て現在でも深海研究の最前線で活動しています.潜航回数は“しんかい2000”の1,411回を抜き,現在1,558回(令和元年末)です.
“しんかい6500”の30年間の活動を振り返り,その実績と成果,改造・改修箇所を紹介するとともに,潜水船と他の乗り物との違いをパイロット目線で紹介します.
また“しんかい2000”初代パイロットから約40年間,海洋と深海調査に関わってきた講演者が,その間に深海と地球について感じたこと,またこれから人類にとって必要不可欠な海洋と深海の調査について語ります.
講 師: 田代 省三(国立研究開発法人海洋研究開発機構)
【懇 親 会】 講師を囲んで懇親会を行います.会場は北京飯店(秋葉原)予定.
セミナー終了後に懇親会場で受付けます.会費3,000円