1DCAE実践講座(1DCAEスクール)第4回(2019年度)
2020年1月30日 - 2020年1月31日 | 設計工学・システム部門講習会主催No.19-314
今年度の最終回(第4回)として、1DCAEが目指す新たな価値創造に向けての戦略的手法、具体的な設計方法論、製品のモデリング方法、および1DCAE実施のための環境について包括的に講義するとともに、1DCAE視点での製品のモデリングを演習形式で体験する。また、シリーズ講義Ⅰでは、モータ・アクチュエータの軸受および減速機に関して、シリーズ講義Ⅱでは、Modelicaの基本事項と合わせてモデルベース開発への適用事例を紹介する。
[プログラム・題目・講師]
1日目(30日)
- 10:00~12:00「講義1:戦略編(1DCAEと戦略手法)」
製品開発において新たな価値創造を目指す場合、戦略的手法を知っていると参考になる。いくつかの戦略的手法に関して1DCAE視点でその効果、留意点を解説する。
明治大学 大富浩一
- 13:00~15:00「シリーズ講義Ⅰ:モータ・機械要素(4)」
モータを含む、エネルギーを動力に変換する装置(アクチュエータ)の軸受と減速機を紹介する。また、軸受および減速機を含むシステムのモデル構築について講義する。
宇宙航空研究開発機構 矢野智昭
- 15:00~17:00「講義2:戦術編(製品設計方法論)」
戦略的手法を受けて、実際に製品開発に適用する各種設計方法論について解説するとともに、各種設計方法論間の関係、適用の際のポイントを紹介する。
明治大学 大富浩一
交流会(17:30~)
2日目(31日)
- 9:00~10:30「講義3:モデリング編(1)(製品のモデリング)」
製品を構成する要素とこれに伴って発生する現象を起点に1Dモデルへと展開するプロセスについて解説するとともに、その際に注意すべき点について講義する。
明治大学 大富浩一
- 10:30~12:00「講義4:モデリング編(2)(モデリング環境)」
1DCAE(モデリング)を実施する際に有益であると考えるツール(含む、商用ソフト)を紹介するとともに、その幾つかに関してデモも交えて適用イメージを解説する。
明治大学 大富浩一
- 13:00~15:00「シリーズ講義Ⅱ:Modelica(4)」
異種物理系モデリング言語Modelicaの概要、物理モデリングの方法、ライブラリの改変法の解説を行う。また、次世代電動車のモデルベース開発への応用事例を紹介する。
Modelica Association 平野豊
- 15:00~17:00「演習:製品システムのモデリング」
「講義3:モデリング編(1)製品のモデリング」を受けて、身近な製品を例に具体的に1Dモデルに落し込む手順を演習形式で学習する。
明治大学 大富浩一
[定員] 50名[教材]
教材のみ希望の場合は,また聴講者で教材を余分にご希望の方は
Web (https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index&gyojino=19-314 ) からお申し込み下さい.1冊につき,会員 4,000円,会員外 6,000円にて頒布いたしますので,開催前に予約申込み下さい.講習会終了後発送いたします.