無人化工場の実例に見るものづくりの未来像
2020年1月16日 | 生産加工・工作機械部門講習会主催No.19-351
( 生産加工・工作機械部門 企画 )
〔 協賛(予定) : 型技術協会,日本金型工業会,精密工学会,自動車技術会,砥粒加工学会,日本工作機械工業会,日本塑性加工学会,日刊工業新聞社,日本工業出版社 〕
◆開催日◆ 2020 年 1 月 16 日(木)10:00〜19:00
◆趣 旨◆
近年 『 IoT、AI、ロボット化、見える化 』などをキーワードとした省力化を見据えたものづくりソリューションの提案を聴く機会が増えてきました。一方でこれらの多くはコンセプトとしては理解できるものの、『 いかに目標を設定するか、どのように活用するか、何を達成するのか 』が明確にしきれずに実践的な導入まで結び付いている事例は少ないように見受けられます。
本講習会では『 ものづくりを科学する 』ことをポリシーとする生産加工・工作機械部門の企画らしくものづくりの究極の目標を『 無人化工場 』という言葉で表現したうえで、いま現場で実践されている無人化されたものづくりの実例からこれからのものづくりに必要なものを学び、課題を解決し進むべき方向性を見出して頂く機会を提供したいと考えております。
それぞれの実例は、『 自動化、ロボットの活用、ビッグデータ処理、見える化 』の切り口で御紹介する予定です。講師の皆さまがお話し下さるひとつひとつの実例を通して、安定した連続性生産や不具合品が発生しても流出させないしくみづくりなど無人化されたものづくりを構築する基本的な考え方やそれを実現する技術について知識を深めて頂くことはもちろんですが、現場で培われた力を尊重しつつ、従来の技術や枠組みに捕らわれずに『 人が介在しない 』というかたちで結果を出すに至った思想やこだわりにつても感じて頂けるものと思っております。現代のものづくりにおいて必要なものは 『 フィロソフィを持って粘り強くやり抜くことだ 』ということを実感して頂き、皆さまの実務でも参考にして頂ければ幸いです。
司 会 : 田中 秀岳 [ 上智大学 ], 安藤知治[ オークマ ], 久良賢二[ 三菱重工工作機械 ]
◆題目・講師◆
10:00~10:05 開会挨拶
- 10:05~11:15 ものづくりの歴史と自動化・無人化の変遷 神戸大学 白瀬 敬一
11:15~11:25 < 休 憩 >
- 11:25~12:35 リサイクル工場の自働化 = 薄型テレビの解体事例 = 三菱マテリアル(株) 多田 竜佐
12:35~13:35 < 昼 食 >
- 13:35~14:45 企業文化と無人化工場
= プラスチック射出成形におけるビッグデータ解析と見える化 = アスカカンパニー(株) 長沼 恒雄
14:45~14:55 < 休 憩 >
- 14:55~16:05 航空機工場における自動化への取り組み 川崎重工業(株) 田村 純一
16:05~16:15 < 休 憩 >
- 16:15~17:25 食肉製造における自動化への取り組み
= ワンダスミニマークⅡ納入に向けた開発ストーリー = (株)前川製作所 日野 和睦
17:35~19:00 技術質問会( 交流会 )
◆定 員◆ 60 名 申込先着順により定員になり次第締め切ります.
学生員から正員資格へ移行された方は,卒業後 3 年間,学生員価格で参加可能です.申込先フォームの会員資格は「正員(学生員から正員への継続特典対象者)」を選択し,通信欄に卒業年と卒業された学校名をご入力ください.なお,ご入金後はキャンセルのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.原則,開催日の 10 日前までに聴講料が着金するようにお申し込み下さい.特別員(法人会員)の場合,「行事参加料割引コード」の利用にて,会員価格でご参加いただけます.会員番号欄に割引コードを入力して下さい.銀行振込の払込票等をもって領収書に代えさせていただきますが,本会所定の領収書がご入用の方は,以下をご参照下さい. http://www.jsme.or.jp/japanese/contents/02/receipt.html