1DCAE実践講座(1DCAEスクール)第3回(2019年度)
2019年10月24日 - 2019年10月25日 | 設計工学・システム部門講習会主催No.19-313
[趣 旨]
7月の第2回に引き続き、第3回(全4回)を開催する。今回は1日目にデライトデザインに関して、最初にその戦略について講義、続いてデザインの視点からの最新の事例および手法を紹介、最後にデライトデザインを実施するにあたっての戦術としての感性設計技術について講義する。
2日目は、音振動と材料力学のモデリングに関して、最新の技術も含めた講義ならびに演習を行う。また、シリーズ講義Ⅰ(1日目)ではモータを含む、エネルギーを動力に変換する装置(アクチュエータ)の制御方法、シリーズ講義Ⅱ(2日目)ではModelicaによる物理モデリングの方法、既存ライブラリの改変法等について講義する。
なお、今後は、第4回(2020年1月30日(木)、31日(金))を予定している。
[プログラム・題目・講師]
1日目(24日)
- 10:00~12:00「講義1:戦略編(デライトデザイン)」
価値創造を目的とするデライトデザインは今後一層重要となる。デライトデザインのプロセスを紹介するとともに、実施する際のポイントを事例も交えて講義する。
明治大学 大富浩一
- 13:00~15:00「シリーズ講義Ⅰ:モータ・機械要素(3)」
モータを含む、エネルギーを動力に変換する装置(アクチュエータ)の制御方法を紹介する。また、制御装置を含むアクチュエータシステムのモデル構築について講義する。
宇宙航空研究開発機構 矢野智昭
- 15:00~17:00「講義2:戦術編(感性設計方法論)」
デライトデザインを実施する際の常套的な感性設計手法について講義する。また、各設計手法の得手不得手を明らかにするとともに、当該分野の今後の展望を紹介する。
明治大学 大富浩一
2日目(25日)
- 9:00~11:00「講義3:モデリング編(1):音振動のモデリング」
振動をその現象から説き起こし、質点系から連続体、流体関連振動までそのモデリング方法を講義する。また、1DCAEの視点に立った最新の音振動解析技術を紹介する。
明治大学 大富浩一
- 11:00~12:00「講義3:モデリング編(2):材力のモデリング」
材料構想による機械設計の考え方、材料による設計工程を紹介する。また、機械設計に必要な工業用材料を紹介、材料構想による機械設計のアプローチについて講義する。
日立製作所 山崎美稀
- 13:00~15:00「シリーズ講義Ⅱ:Modelica(3)」
異種物理系モデリング言語Modelicaの概要を紹介し、物理モデリングの方法、既存ライブラリの改変法、さらに、その中の機械系ライブラリにフォーカスした解説を行う。
Modelica Association 平野豊
- 15:00~17:00「演習:音振動・材力」
「講義3:モデリング編:音振動・材力のモデリング」を受けて、実際にモデリングする手順を演習形式で学習する。
明治大学 大富浩一、日立製作所 山崎美稀
[定員] 50名
[教材]
教材のみ希望の場合は,また聴講者で教材を余分にご希望の方は
Web (https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index&gyojino=19-313 ) からお申し込み下さい.
1冊につき,会員 4,000円,会員外 6,000円にて頒布いたしますので,開催前に予約申込み下さい.
講習会終了後発送いたします.