(受付終了)講習会 多様化する機能要求に対応する歯車設計と加工技術
2019年11月08日 | 生産加工・工作機械部門講習会主催No.19-350
( 生産加工・工作機械部門 企画 )
〔 協賛(予定) : 型技術協会,日本金型工業会,精密工学会,自動車技術会,砥粒加工学会,日本工作機械工業会,
日本塑性加工学会,日刊工業新聞社,日本工業出版社,日本歯車工業会 〕
◆開催日◆ 2019 年 11 月 8 日(金)10:00〜19:00
◆趣 旨◆
近年歯車伝達系に求められる機能は,これまでにも増して高度化かつ多様化してきています.自動車の電動化が進展するに伴って静粛化・軽量化・効率の向上などの厳しい要求が顕在化してきている実態は,まさにその代表例と言えるでしょう.このように機能要求が厳しくなるとアプリケーションを正しく理解したうえで必要な機能を達し得る加工技術を適用することが必要になりますが,それには歯車の機能と加工技術の相関性を複合的に理解する観点に立った知見と経験が不可欠です.
本講習会は,歯車伝達系の設計や関連する分野の機械加工に従事されている技術者の方々を対象に,これからの歯車に求められる機能を創出する視点から,歯車の理論的理解と加工技術的理解,機能向上の事例,加工技術の潮流をじっくりと聴いて頂き,次なる飛躍に繋げて頂く機会として計画致しました.
第一部では,静粛化の視点から歯車の歯面の仕上がりと振動発生のメカニズムについて理論的理解をお話し頂くほか,歯車加工を実践するうえで知っておくべき歯車の機能の実際を実務にあたる皆さんに役立つかたちでお話し頂きます.
第二部では歯車の高機能化を実現した取り組みとして,歯車の低騒音化,高強度化,高効率化に関する設計的・加工技術的な課題解決事例を御紹介頂きます.
第三部ではそれまでの御講演を踏まえるかたちで,加工技術の潮流として工具の視点からの歯車加工技術の動向やエンドミルで簡単に必要な機能を創出できる歯車の加工方法などについて御講演頂く予定です.
一連の御講演に続いて,講師陣の皆さまを囲んでの技術質問会 ( 交流会 ) の場も用意致しております.本講習会をものづくりレベルアップの一助として頂ければ幸いです.
司 会 : 楢原 弘之 [ 九州工業大学 ], 山口 哲司[ デンソー ], 上原 善貴[ 日産自動車 ]
◆題目・講師◆
10:00~10:05 開会挨拶
【 第一部 】 歯車機能の理論的理解と加工技術的理解
- 10:05~11:15 歯車の歯面の仕上がり形状と振動とのかかわり 東京工業大学 北條 春夫
11:15~11:25 < 休 憩 >
- 11:25~12:15 多様化する機能要求を実現する歯車加工機と工具について 三菱重工工作機械(株) 西村 幸久
12:15~13:15 < 昼 食 >
【 第二部 】 歯車の設計と加工技術を考慮した高機能化の事例
- 13:15~14:05 歯車設計における低騒音化と高強度化の取り組み (株)神崎高級工機製作所 橋間 弘明
14:05~14:15 < 休 憩 >
- 14:15~15:05 乗用車用ATの静粛性向上と高効率化への取り組み アイシン・エィ・ダブリュ(株) 松井 高公
15:05~15:15 < 休 憩 >
【 第三部 】 歯車の機能を考慮した加工技術の潮流
- 15:15~16:05 高精度歯車製造のためのスカイビング加工 (株)不二越 山崎 格
16:05~16:15 < 休 憩 >
- 16:15~17:05 テーパーエンドミルを用いた多種少量生産向き歯車加工法の紹介 北九州工業高等専門学校 寺井 久宣
17:05~17:25 < 移 動 >
17:30~19:00 技術質問会( 交流会 )
◆定 員◆ 60名 申込先着順により定員になり次第締め切ります.
◆締 切 日◆ 2019年 11月 1日 (金) 申し込み分まで受け付けます.