センシング技術による野球計測体験会
2019年8月31日 | スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス部門機械の日・機械週間競技会・その他主催No.19-59
(「機械の日・機械週間」関連行事)
企画:日本機械学会スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス部門
協力:ミズノ株式会社,株式会社テック技販
開催日:2019年8月31日(土)
講師:矢内 利政(早稲田大学),鳴尾丈司(ミズノ株式会社),廣瀬圭(株式会社テック技販)
開催趣旨:
「日本機械学会 スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス部門」の「機械の日・機械週間」企画行事として,「センシング技術による野球計測体験会」を開催します.従来、野球における指導は、監督やコーチ等指導者の経験に基づいて行われることが多かったが、センシング技術やバイオメカニクスなどスポーツ工学の研究が進み,科学的見地からデータを分析して,パフォーマンス向上に取り組むチームが増えてきました.本体験会では,スポーツ工学の研究者やセンサメーカーの技術者の講演と合わせて,最先端のセンシング技術を用いた,野球スイングおよび投球の計測・体験を行います.
※体育館にて体験を行いますので、ご自分のシューズ(屋内用)を必ずご持参ください.
定員:40名 対象:高校生以上
プログラム
10:00 会場・受付
10:30~10:40 開会のあいさつ
10:40~11:10 講演① 運動計測で活用されるセンシング技術
株式会社テック技販 廣瀬 圭
11:10~12:00 講演② 野球のバイオメカニクス
早稲田大学 矢内 利政 教授
12:00~13:00 昼休み
13:00~13:30 講演③ 野球で活用されるセンシング技術
ミズノ株式会社 鳴尾 丈司
13:30~14:00 運動計測体験についての説明
14:00~15:30 体育館へ移動、準備、運動計測体験
・投球時の腕に働く内反トルクの計測
・スイングトレーサー、MA-Q、Mikuha を用いた計測
・投球時および打撃時の踏み込み時の地面反力の計測
15:30~16:00 休憩
16:00~17:00 計測データの見方,評価についての説明
講師紹介
矢内 利政(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)
専門はスポーツ選手の競技力向上と傷害予防を目的としたスポーツ・バイオメカニクス.スポーツ現場における技術指導を科学の視点でサポートする活動も並行して行っている.中でも野球においては,プロ野球,社会人野球,大学野球の現場に密着した学際的研究を実施し,チームや選手のサポートを行う.
鳴尾 丈司(ミズノ株式会社研究開発部主任研究員)
専門は流体力学や振動工学などの機械工学.スポーツ用具の研究開発,ITやセンサを活用したスポーツに関わる機器やサービスの研究開発に従事.野球においては、長年、野球スイングや野球用具についての研究開発を行ってきた.最近では,野球スイングや投球を分析するシステムを開発.
廣瀬 圭(株式会社テック技販取締役 研究開発部門 主幹)
専門は計測工学,スポーツ工学,ヒューマンダイナミクス.慣性センサを用いた運動計測法の開発と身体運動計測,スポーツへの応用として,慣性センサを用いた姿勢推定,力センサを併用した動力学的解析に関する研究に従事.対象となる運動に対応したカルマンフィルタを用いたセンサ・フュージョンアルゴリズムを開発.
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