東北地区特別講演会「柔らかいロボットと超スマート社会」
2019年8月23日 | ロボティクス・メカトロニクス部門特別講演会主催No.19-58
企画 ロボティクス・メカトロニクス部門
共催 弘前大学大学院理工学研究科(予定)
弘前大学大学院理工学研究科附属医用システム創造フロンティア(予定)
開催日 2019年8月23日(金)15:00~17:00
プログラム
- 15:00~16:00
「人の筋骨格から考えるソフトロボティクス」講師:大日方 五郎(中部大学工学部ロボット理工学科教授)
人の体は、厳密な意味では剛体リンク系として表すことはできない。いろいろな所に柔らかさを持っているからである。人の体の持つ柔らかさをまねすることができれば、ロボットに作り上げ、今までの剛体リンク系のロボットより人の動作に近いものが実現できるのではないかと考えられる。これは、近年盛んに研究されるようになった「ソフトロボティクス」の動機の一つである。本講演では、人の柔らかさはその組織だけではなく、骨格系の運動自由度の多さからも生み出されていることを指摘し、そこから生まれる「ソフトロボット」設計のポイントを解説する。
- 16:00~17:00
「超スマート社会構築に必要なテクノロジーについて」
講師:長縄 明大(秋田大学大学院理工学研究科システムデザイン工学専攻教授)
「必要なものが、必要なときに、必要なだけ手に入り、誰もが活き活きと快適に暮らせる社会」、これが超スマート社会です。超スマート社会は、5つ目の社会Society 5.0に位置付けられており、日本が目指す未来の社会像です。本講演では、この超スマート社会の概要や、それを構築していくための技術であるICTやIoT、AI、ビッグデータなどについて概説します。また、2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)と最新テクノロジーとの関わりなどについても概説します。