セミナー「自動車運動力学」~気持ちよいハンドリングのしくみと設計【ハンドリング特化編】~(動画解説・開発エピソード付)
(主催:日本機械学会 交通・物流部門)
〔協賛:自動車技術会,計測自動制御学会,システム制御情報学会〕
(日本機械学会 交通・物流部門 自動車技術委員会,自動車技術会車両運動性能部門委員会(予定)・タイヤ/路面摩擦部門委員会共同企画)
開催日 2019年6月21日(金)
趣 旨
自動車の操縦性は,多数の性能項目からなり,「気持ちよさ」の領域で競合しています.したがって気持ち良いハンドリング性能の
車両を設計するためには,「気持ち良さ」を運動学的に理解することが有効であろうと考えます.そこで本セミナーでは,その核心
部を,酒井英樹著「自動車運動力学~気持ち良いハンドリングのしくみと設計」の内容を基に,著者作成動画や開発エピソードを
交えながら,「お気楽に」語ります.本セミナーが想定する受講者は,操縦安定性やタイヤ,操舵系,サスペンション,タイヤ,
制御システムに携わる自動車メーカーやサプライヤーのエンジニアの方,そして操縦安定性に興味のある学生の方です.受講に必要
な学力は,高校+αの力学と数学ですので,気楽に受講できるかと存じます.なお本セミナーは,会場使用の条件として利益が出な
いように企画されています.
内 容
9:20~15:00(終了時刻は前後する事があります)(途中適宜休憩) 開場は9:05です.
・車両のモデル化:他社比較可能な表記法~ヨー慣性半径係数とコーナリング係数~/注意を要する操舵系弾性
・定常円旋回性能:尻流れ感と舵角の大小
・腰で感じる後輪の横力発生:グリップ感(横加加速度・ヨー進み時定数モード)
・手で感じるハンドルからの力:後輪の横力発生が操舵反トルクに現れるしくみ/操作感の評価指標群
・手で感じるハンドルの動き:操舵系の固有振動数と減衰比/力で操舵したときの不安定現象とそのモード
・目で感じる車体の傾き:ロールの大きさ/旋回時のピッチング/ピッチングによる錯覚
・動的応答の基礎:ヨー共振とそのモード
講 師 近畿大学工学部 酒井英樹
テキストは電子媒体です.資料は,一週間前ごろにご連絡するアドレスから参加者の皆様にダウンロードして頂きます.
ダウンロードのURLはお申込者の方々へ,セミナー開催の1週間程前にはメールにて連絡いたします.