「1DCAE実践講座(1DCAEスクール)第4回(H30年度)」~1DCAEの新たな展開とModelicaによる演習~
2019年1月24日 - 2019年1月25日 | 設計工学・システム部門講習会主催No.18-28
[趣 旨]
今年度の最終回(第4回)として、1DCAEが目指す価値創造、機能展開、構造・形状創成の一連のプロセスを“1DCAEの新たな展開”として紹介する.一方、価値あるものづくりを具現化するには、ものづくりを実際に行うための手段を知識として知っておくことが必要であり、これに関する講義を行う.また、1DCAEの実行段階では種々の現象のモデリングを受けて、これを解析評価する.
このための手段の一つとしてのModelicaに関して、その基礎知識を紹介するとともに、過去3回で学んだ現象(物理現象、感性)をおさらいし、その具体的解析評価手順に関して演習形式で学ぶ.
[プログラム・題目・講師]
1日目(24日)
1. 10:00~12:00「講義1:戦略編(1DCAEの新たな展開)」
価値創造から機能展開、構造・形状創成に至るプロセスを1DCAEの考え方で紹介するとともに、実施する際のポイントを事例も交えて講義する.
明治大学 大富浩一
2. 13:00~14:15「事例:風車システムのデザイン」
風車は1DCAEのあらゆる要素が凝縮された製品である.風車システムのデザインを通して、1DCAEの具体的手順を学んでいただく.
明治大学 大富浩一
3. 14:15~15:30「講義2:戦術編(1)(ものづくりのための基礎知識)」
アイデアを考える際に、実際のものづくりを知っておくことは必須である.ものづくりの必要な材料・プロセスについて講義する.
明治大学 大富浩一
4. 15:30~17:00「講義3:戦術編(2)(材料・形を考える)」
1DCAEでは仕様を元に3D-CAEで具体化するが、3D-CAEの事前準備として材料と基本的な形を決めるための手順について講義する.
明治大学 大富浩一
交流会(17:30~)
2日目(25日)
5. 9:00~10:30「講義4:モデリング編(1)(現象のモデリング)」
過去3回で学んだ現象(物理現象、感性)をおさらいするとともに、これらの現象の関係について考察を行い、以降の演習につなげる.
明治大学 大富浩一
6. 10:30~12:00「講義5:モデリング編(2)(Modelicaに関する基礎知識)」
製品システムの挙動を数理的に記述、解析を行うためのモデリング言語であるModelicaについてその背景も含めて分かり易く講義する.
トヨタ自動車 平野豊
7. 13:00~15:00「演習1:Modelicaによる1D-CAE」
Modelicaを用いて、1D-CAEを実践する手順をいくつかのフェーズに分けて、手順、方法を演習形式で実践、体得する.
トヨタ自動車 平野豊、明治大学 大富浩一
8. 15:00~17:00「演習2:Modelicaによる現象の解析」
受講者の方のModelicaに関する質問(含む、事前質問)に回答する形で、種々の現象を評価するための手順、方法を体得する.
トヨタ自動車 平野豊
[定員] 50名
[支払期限]
原則、講習会開催10日前まで.別途、送金日をご連絡下さい.
また,当講習会では銀行振込の払込票等をもって領収書に代えさせて頂き,聴講券(兼領収書)は発行致しませんので,
当日はお申込み時の自動返信メールを印刷の上,会場受付までお持ち下さい.
本会所定の領収書がご入用の場合には https://www.jsme.or.jp/test/ をご参照の上,別途お申し込み下さい.
[教材]
教材のみ希望の場合は,また聴講者で教材を余分にご希望の方は
Web (https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index&gyojino=18-28) からお申し込み下さい.
1冊につき,会員 4,000円,会員外 6,000円にて頒布いたしますので,開催前に予約申込み下さい.
講習会終了後発送いたします.