第138回講習会「科学英語によるプレゼンテーションの実践」
企画 東海支部
共催 精密工学会東海支部
協賛 自動車技術会中部支部,計測自動制御学会中部支部,日本塑性加工学会東海支部,日本設計工学会東海支部,愛知工研協会
開催日 2018年10月9日(火) 10:30 ~ 17:00
定員 90名
趣旨
情報化・国際化が進む現在,グローバルな技術競争が進展している企業環境の中では,英語によるコミュニケーションの機会が増え
ており,技術者にとって科学英語の表現能力向上がますます必要となっています.第137回講習会にひき続き科学英語による実践的
なプレゼンテーション力の向上,論文作成および英文メールによるコミュニケーション力の向上にも重点を置いた内容で講習会を
開催します.
内容
10:30~12:00 (90分) 「E-mailによる効果的なコミュニケーション(講演質疑とも英語)」
椙山女学園大学 准教授 スティーブン・E・クアシャ
理系の学生,技術者がEmail作成において最低限知っておくべきことを紹介します.論文を投稿,あるいは学会など行事に参加しよ
うとする際のやりとりを事例として,Emailにより連絡するときの注意点を解説します.
また,Emailを毎日,何百通と受け取るような忙しい人にもすぐに内容を理解してもらうには,簡潔かつ単純な英文を書くことが
必須ですが,そのためのテクニック,ルール・エチケットについても説明します.
12:00~13:30 昼休み
13:30~15:00 (90分) 「講演スライドの作り方(講演質疑とも日本語)」
名古屋大学 特任教授 石田 幸男
学会で講演発表をするとき,ほとんどの場合Power Pointを使います.
このスライドの目的は,講演者が聴衆に語り掛け,研究内容の最も重要なポイントをその場で理解させるための補助に使うものです.あなたがスライドを一生懸命に作ればつくるほど,スライドは読みづらくなり,聴衆の耳は講演者の声から離れ,目はスライドの上を泳ぐ状態に陥ります.
Simple is best ! この講演では,効果的なスライドを作るための基本的なルールについて解説します.
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 (90分)「科学講演における効果的な英文表現(講演英語/質疑日本語可) 」
名古屋大学 教授 エドワード・T・ヘイグ
英語で効果的な科学技術の講演を行う時の実際の表現をストーリ的に紹介します.
(今年7月に行われた)第137回講習会では,講演に臨むときの「心構え」を中心にして解説しましたが,ここではより実践的な
テクニックに焦点をあてて講演します.
Title / Outline/Modeling / Theory / Theoretical results / Experimental Setup / Experimental results / Conclusions /
Acknowledgement と進むスライドを用いて,適切で役に立つ,様々な表現を紹介します.
これらのスライドは,聴講者が初めて国際会議で講演するとき,中身を自分用に置き換えていけば,最低限の英語表現が完成できる
ようになっています.
使用教材:コロナ社 「<続>科学英語の書き方とプレゼンテーション」